「どんな感染症対策をされていますか?」
そう顧客に聞かれてドキッとした個人事業主の皆さん、要注意です。
だ、誰の事やら…。
新型コロナウイルス感染症が大流行して以降、お店や顧客の感染症対策に対する関心は急激に高まりました。
それは学習塾であっても変わりません。
いや、むしろ学習塾ほど感染症対策が重要な業種は少ないんじゃないでしょうか。
なにせ大事な我が子を預ける場所であり、また多くの子が一つの教室に集まる場所でもあるからです。
万が一クラスターにでもなろうものなら経営的に大打撃を受けるだけでなく、地域の人達からの信頼も失われてしまいかねません。
じゃあ、学習塾における感染症対策としてどんなものが考えられるでしょう?
参考までに、私ゆうき塾長が経営する塾で実施している感染症対策をご覧ください↓
①生徒・講師のマスク着用
②来校時の検温
③来校時の手指消毒
④定期的な消毒・清掃
⑤定期的な換気・加湿空気清浄機の作動
⑥座席間にデスクパーテーションの設置
まぁフツーというか、ごく一般的な対策ですね。
何か特別な対策をしてる
かのような期待をさせて
申し訳ないっっ!!
実を言うと、開業してから10ヶ月間程は⑥のパーテーション設置だけ実施してなかったんですよ。
というのも、そもそも生徒が少なくて一机に一人の座席配置でも全然席が埋まらないくらいで、十分にソーシャルディスタンスが保てていたからです。
しかし喜ばしいことに、それから徐々に生徒数が増えていき、ついには相席しないと座席が足りないまでになりました。
(ちょうど損益分岐点を超えた頃からですかね)
それで、生徒達が相席して勉強に励む姿を見ていて、ふと気付いたわけです。
「あれ?これソーシャルディスタンス保ててなくね?」
って。
いや遅いよ!!
ス、スミマセン…。
僕の塾で使っている生徒用机は会議用の折りたたみテーブルで、幅は150cmと相席したら少々窮屈に感じる場合があります。
一人当たりの幅を考えると75cmで学校机と同じか、むしろ少し長いくらいなんですけど、隣の子が近いから圧迫感があるんですよね。
(生徒用机の種類と特徴については以下の記事で詳しく紹介しています↓)
ってなわけで
「これはいよいよ何か対策しないとヤベーぞ…!」
となって⑥のデスクパーテーション設置に踏み切ったわけです。
しかし、調べ始めてから知ったんですが意外とデスクパーテーションって種類が豊富。
一机に一つ設置するので、数を揃えると結構バカにならない出費になるだけに、どれが良いのかメチャクチャ悩みました。
ということで、以下ではそんなデスクパーテーションの種類と特徴、そして選ぶ際のポイントについて解説していきます。
前置きが長~くなって
大変お待たせしました。
デスクパーテーション購入をご検討中の方、もしくは今現在使っているものに不満がある方々は、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。
デスクパーテーションの種類と特徴、選び方
皆さんはパーテーションと聞いてどんなものを想像されますか?
新型コロナウイルス感染症が流行する前だったら、おそらく部屋の一部を仕切る大きな板状のものを想像された人が多いかと思います。
いわゆる「間仕切り」
とか「ついたて」って
呼ばれるやつですね。
ですが、今では何と言っても
飛沫感染を防ぐ目的で机に置かれたアクリル板
を想像する人が大多数ではないでしょうか。
学習塾ではどちらも使用しますが、今回は後者のデスクパーテーションに絞って種類と特徴を紹介していきます。
集団指導や自立型個別指導の塾はもちろん、席について顧客や従業員同士で会話するシチュエーションがある事業なら、どこでも必要になる大事なアイテムです。
経営者の皆さんは、それぞれの種類における特徴を知っておいて損はないでしょう。
それでは、どうぞ!
自立式
アクリルやPET製の板を立てて脚・スタンドを取り付けて固定するタイプですね。
脚・スタンドは三角形や四角形の板状が多く、立てた板と机の両方と垂直になるよう取り付けることで自立するという仕組みです。
フレミング左手の法則
みたいな?
両面テープを脚・スタンドの裏に付けて固定させるものと、何もついてなくて自由に移動できるものがあります。
どちらが良いかは用途によりますが、固定させるとレイアウトを変更したり掃除をするのに不便に感じるかもしれません。
一方、固定させないものは安定感があるかどうかに注意が必要です。
なるべく脚・スタンドが長め・大きめのものを選ばないと、ちょっと手や肘がぶつかっただけで倒れてしまいます。
特にPET製だと重量が軽いので、モノによってはエアコンの風で倒れるということも…。
それはもう
生まれたての小鹿
くらい安定しません。
また、三角形や四角形の脚・スタンドの場合は板と垂直になるので、作業の邪魔になる可能性もあります。
そんな時には、脚・スタンドがT字型のものを選んだ方が作業スペースを広く確保できますよ↓
個別指導・自立型個別指導の学習塾なら、正面と両側面の三面をカバーできる折りたたみ式や一人用タイプのパーテーションも検討の余地があると思います↓
周囲の様子が気になる子
には良さそうですね。
クランプ式
ネジを回して板を挟み込んで固定するクランプという工具を使って設置するタイプですね。
先程の自立式と違い、板を立てるのに脚・スタンドが不要で作業スペースが圧迫されません。
しっかり固定されて安定感があるだけでなく、ネジを緩めることで手軽に設置場所を移動させることも可能です。
何それ完ペキかよ。
自立式より断然イイ
じゃん。
って、思うじゃん?
メリットは多いですが、購入する前に気を付けるべき点もあります。
まずはクランプが対応する机の奥行・板の厚さの範囲。
どちらもクランプ次第で多少の調整が利きますが、机のサイズによっては上手く取り付けられないケースがあるので注意しましょう。
もう一つは価格。
アクリル板とクランプを別々に購入してもセットで購入しても、いずれの場合でも自立式と比べて単価が高めになりがちです。
まぁ自立式でも高価な
ものは沢山あります
けどね。
また、ネジを緩めれば移動可能とは言っても、固定させないタイプの自立式パーテーションと比べたら少なからず手間がかかるのも事実。
設置する机の形状や購入費用が適切か判断し、使用感をイメージして納得した上で購入するのが良いでしょう。
最後に
というわけで、いかがでしたか?
新型コロナウイルス感染症が流行して以来、企業から脚光を浴びているデスクパーテーション。
今や人が集まる場所には欠かせない存在となっています。
僕は学習塾での生徒間における飛沫感染防止という目的で選択・購入しましたが、事業内容によって目的や用途は様々です。
経営に携わる方々は、自身の事業に合ったデスクパーテーションを選んで、適切かつ不便の無い感染症対策を施しましょう。
コロナが終息した後も
何かとあった方が良い
ですからね。
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