「今日逃げたら、明日はもっと大きな勇気が必要になるぞ」
by 二宮修二
(「ANGEL VOICE」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」第27弾!
今回ご紹介するのは週刊少年チャンピオンにて連載されていたサッカー漫画「ANGEL VOICE」の登場人物である二宮修二のセリフです。
以前の名言紹介でも語っていますが、逃げるということ自体は何ら恥ずべき行為ではありません。
逃げるというのは今の自分を守る為の行動であり、現状より先へ進む為の一つの選択です。
あまり過度に逃げることを嫌うのは、行動の選択肢が減り自分を追い込んでしまうことになりかねません。
(詳しくはコチラ↓の記事をどうぞ)
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「名言から学ぶ23 ~鬼滅の刃~」
しかし、だからといって別に逃げることを推奨しているわけではないですよ。
なぜなら、逃げるという行為には逃げずに立ち向かう場合とは違った危険性を孕んでいるからです。
逃げることで生じる主な危険性は2つ。
まず一つは、逃げることは単に問題を後回しにするだけでなく、状況によっては問題をより大きくするということ。
まぁ状況によっては
問題が沈静化したり
自然と解決すること
もありますけどね。
ただ、そのように逃げて事態が好転することは非常に稀なので、あまり期待しない方が良いでしょう。
重要なことであればある程、後に回せば時間が経つにつれて状況は悪化するものですから。
いつまでも逃げ続けられるとは限らない以上、たとえ一時は逃げるという選択をとったとしても、同時に後で立ち向かうための方法を考え態勢を整えておくべきです。
(以前の記事でも触れた「戦略的撤退」ってやつですね)
もう一つの危険性は、もしも逃げることに慣れてしまったら、いざという時や逃げられない状況に陥った時でも勇気を出して行動できなくなるということ。
常日頃から都合の悪いこと・ちょっと困ったことがあったらすぐに逃げる、なんていう逃げ癖がついてしまっている人は要注意です。
普段は逃げてばかりで頼りないけど、ここぞという時にはビシッとやってくれる!
…なーんてギャップのある超絶カッコイイ感じのキャラは、漫画やアニメの主人公くらいでしょう。
意外と味方のモブキャラ
にも多いですけどね。
逃げるという行動には悪い意味で中毒性があります。
なにせ、一時的にせよ直面した問題から楽に距離を置くことができるんですから。
一度でも味を占めてしまうと次も、その次もと事ある毎に逃げることが頭によぎるでしょう。
そして、だんだんと逃げる以外の選択肢を選びにくくなっていきます。
だって楽ですからね。
当ブログで何度も挙げてきた「明日やろうはバカ野郎」も同じで、今日すべきことを先延ばしにする楽さを覚えてしまったら、明日になっても更に先延ばしにするだけです。
たった一日先延ばしにしただけだとしても、一度逃げた問題に対して逃げずに立ち向かうというのは、想像以上に大きな勇気が必要となります。
「あの時、逃げずに勇気を出して行動していれば…」
そんな後悔をした経験が、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
冒頭に述べた通り、逃げること自体は決して悪いことではありません。
逃げるのが唯一の最適解ということも人生の中で少なからずあると思います。
ですが
「ちょっと今が大変だから」
「ただただ楽したいから」
と安易にとるべき行為でもないでしょう。
リーサルウェポンと
並べて最後の手段に
するくらいが丁度良い
ですかね。
これからは逃げるという選択をとる前に、今回ご紹介した名言を思い出して、改めて考えるようにしてはいかがでしょうか?
案外、今のうちに勇気を出して行動しておいた方が良いかも、と思い直すこともあるかもしれませんよ。
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