「思考し挑戦せよ。夢は その先にある」
by 荒木伊知郎
(「ダイヤのA」より)
「名言の泉」カテゴリー第8弾でーす☆
毎回どの名言にしようか、どんな解説を書こうかと考えている時はメッチャ楽しいですね。
教育系の記事を書く時とは別方向の楽しさなので、つくづく雑記ブログにして良かったと思ってます。
というわけで、今回ご紹介するのは「ダイヤのA」の登場人物である荒木伊知郎のセリフです。
皆さんは「PDCAサイクル」というものを聞いたことがありませんか?
(最近では「もう古い」とも言われてますけど…)
「PDCAサイクル」とは
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Action(改善)
を繰り返し行うことで、様々な活動の精度や効率を高める手法のこと。
具体的には
①目標を設定し、計画を立てる
②計画に従って実行する
③実行した結果を評価・分析する
④評価・分析で見つかった課題を改善する
その後、新たに①を行い、サイクルを回していく。
こんな感じですかね。
アメリカの統計学者によって提唱されたもので、日本でも多くの企業で管理業務を効率化する為に取り入れられている手法です。
この考えをザックリと捉えると
Plan・Check→思考
Do・Action→挑戦
このように、2つにまとめることができます。
まぁちょっと強引な気もしますが、物事をシンプルに考えるというのは、本質的な理解が早まって便利ではないでしょうか。
うん、まぁホント
ちょっとだけ強引
ですけどね。
これは、夢を叶える時も同じではないでしょうか?
「思考する⇔挑戦する」
極端な考え方ですが、夢の内容がスポーツの事にせよ勉強の事にせよ、この2つを懸命に繰り返せば実現することができるはずです。
(「試行錯誤」ってやつですね)
問題は、殆どの人は「分かってはいるけど実践できない」ということ。
特に「思考する」ことは、心理的にも肉体的にもハードルが低く手軽に実行できるだけに、「思考はするけど挑戦しない」という人が多いのではないでしょうか?
本やネットで知識ばかりを集めて、一向に行動には移さない。
つまりは行動力が無い人。
わわっ! なんか突然
こっちにブーメランが
飛んできた!?
私達は「新しいこと=自分が知らないこと」に恐怖を感じるので、なかなか挑戦する勇気が出せません。
また、不思議なことに人間は考えれば考える程ネガティブな事が頭に浮かび、ドンドンと不安になって挑戦しにくくなるそうです。
なので、一度思考に偏ってしまうと挑戦のハードルが高くなり、さらに思考へと偏っていくことになります。
まさに負の思考スパイラル…!
確かに、思考することも大切ですし、思考によって成長できる部分も沢山あります。
ただ、思考するだけではすぐ成長に限界がくるでしょう。
なぜなら、挑戦することでしか得られない「経験」というものがあるからです。
(どれだけ自転車の乗り方を研究したところで、実際に乗って失敗を繰り返さない限りは絶対に乗れるようにはなりません)
しかし、だからといって何も考えず、がむしゃらに挑戦ばかりしていては成長の効率が非常に悪い!
それどころか、間違ったやり方で繰り返してしまうと逆効果になってしまうこともあります。
勉強でも間違った計算を
何度も練習し、そのまま
覚えちゃったりする子が
結構いますからねぇ…。
ひたすら挑戦だけを繰り返して成功を収めたという人もいますが、それは失敗という経験から無意識に学んでいるからです。
どちらの方がより大事かと問われれば挑戦になるでしょうが、あわせて思考することも決して欠かすべきではないでしょう。
夢を掴める人の多くは、上手く思考と挑戦のバランスをとっています。
どちらか一方だけで容易に叶えられる程、夢を叶えるのは簡単なことではありません。
思考し、挑戦する。
たったこれだけのことですが、ちゃんとできているかどうか自分では分かりにくいものです。
この言葉を思い出す度に、自分が夢に向かって適切に行動できているか、改めて振り返ってみてはいかがですか?
※なお、作中では夢を「ロマン」と表現していますが、ここでは同じ意味と解釈して「夢」に統一しました。
ファンの皆様、どうか
ご了承くださいませ。
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