「僕は許せない。何もしなくても、何かを期待していた 僕自身を」
by ベル・クラネル
(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」第30弾!
今回ご紹介するのは、ラノベ原作で漫画・アニメ・ゲームなどメディアミックスされている人気作品「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(略称「ダンまち」)の主人公であるベル・クラネルの台詞です。
皆さん、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
「もし宝クジで1億円が当たったらどうするか?」
いいですねぇ~、考えただけでもワクワクしてきますね。
(まぁ僕だったら「米国または全世界株のインデックスファンドにぶち込む」という、何とも夢の無い解答になるんですけど)
あとiDeCoと積立NISA
も上限額いっぱいまで
投資しますね。
さて、皆さんはどうでしょうか。
家を建てたいとか高級外車を買いたいとか、はたまた恋人や家族に美味しいものを食べさせてあげたい、なんて考える方もいるかもしれません。
ただ、それじゃあ意を決して
「よし!宝クジを買うぞ!」
と言って、お金を握りしめて宝クジ売り場へ直行するという人は、一体どれくらいいるでしょうか。
おそらく、僕をはじめ多くの人は当たったことを考えるだけで、実際行動に移すということはしないと思います。
10人に1人いれば
いい方かな?
いや、言いたい事は非常に良く分かりますよ。
僕も、一応は高校・大学と数学を勉強してきた人間ですからね。
宝クジは確率論的に考えて得しない
宝クジの期待値低すぎワロタwww
ハイ、全くもって同意見です。
ホントに期待値を計算
して笑ったりはして
ませんけど。
僕は別に
「皆さん、宝クジを買いましょう」
なんて勧めているわけじゃありません。
(僕自身、宝クジを買うつもりは一切ありませんし、買えば得するとも思っていませんから)
ただ一つ言いたいのは、どれだけ宝クジで1億円が当たることを夢見たところで、実際に買わなければ当たらないですよねってことです。
いや、そんなの
当たり前だろ?
確かに、宝クジのようなハッキリと当たり外れの結果が分かるものの場合は、自覚できている人も多いでしょう。
しかし、世の中というのは「実際やってみないと結果が分からない」ということが殆どです。
多くの人間は、今までとは違う何か新しいことを行おうとすると、ネガティブな未来ばかりを想像して不安や恐怖に襲われてしまいます。
新しいこと=自分が知らないことを恐れ、変化の無い現状を好むというのは、人間であれば少なからず持っている志向でしょう。
こういう心理作用を
「現状維持バイアス」
というらしいですね。
ですが、不安や恐怖などのネガティブな気持ちというのは、実際の問題とは関係なく徐々に大きくなってしまいます。
いざ恐怖に直面してみると、実際はそれ程まで大きな問題じゃなかったと気付くかもしれません。
それに、自分が思い描く未来・夢というのは考えるだけでは実現せず、行動した先にしかないというのもまた事実です。
当ブログで既に何度も伝えていることですが
「明日やろうはバカ野郎」
変化を恐れて行動を先延ばしにしていたら、行動するために必要な勇気・決断がドンドンと大きくなっていき、結局やらなくなるのがオチでしょう。
行動できないまま日々やり過ごしているうちに、そんな自分への弁護のためなのか、自身に都合の良いことを考えてしまうようになるかもしれません。
「ひょっとしたら、このまま何もしなくても、いつか事態が好転するんじゃないか」
ワンチャンあるかも?
ってやつですね。
期待というのは、諦めから出る言葉です。
人は自分自身に諦めたからこそ、他の何かに期待します。
もちろん、頑張って行動すれば必ず報われるわけではありません。
ですが、世の中には自らが行動しないと解決しない、何ともならないことの方が圧倒的に多いでしょう。
必要なことは、ただ運にまかせるのではなく、自分で行動すること。
そうすれば、いつかきっと幸運を掴み取ることができるハズです。
この記事を通して、行動できない自分に憤りを感じている方々に、勇気を出して一歩を踏み出すきっかけをつくることができたら幸いです。
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