「人生には無数の選択肢がある。だが、正しい選択肢なんてもんはない。選んだ後で、それを正しいものにしていくんだ」
by 柔沢紅香
(「紅」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」第36弾!
今回ご紹介するのは、ライトノベルが原作で漫画化・アニメ化もしている「紅」より、メインキャラクターの一人である柔沢紅香の台詞です。
僕を含め、皆さんの人生には幾つもの岐路があります。
中学・高校・大学入試に就職・転職、引っ越し、結婚などなど。
その一つ一つの分岐点では、きっと無数の選択肢があることでしょう。
(“する”か”しない”かだけでなく、いつするか・どこにするか・誰とするか等ですね)
ですが、当然ながら同時に複数の道を行くことは出来ず、前へ進むためには数々の選択肢の中から一つだけを選ばなければなりません。
その時、多くの人が考えることは至ってシンプルです。
「失敗したくない…っ!」
その気持ち、非常ぉ~によく分かります。
分かりみが深いっっっ!
まぁね、誰だって出来る
ことなら 失敗より成功
したいですよね。
でも、今一度ちょっと考えていただきたい。
失敗する選択肢って何ですか?
それは、選んだ瞬間から既に失敗してしまうことが確定するような、間違った選択肢なんでしょうか。
どれだけ一生懸命に努力しようと?
どれだけ何度も試行錯誤しようと?
確かに、中には頑張っても成功するのが相当に困難な道はあると思います。
しかし、もし必死に頑張った結果が当初思い描いていた通りにならなかったとして、それが間違った選択だったとは必ずしも言えないでしょう。
そもそも、選択を間違え
ること自体 なにもダメ
じゃないし失敗でもない
ですけどね。
逆もまた然りです。
どんなに楽して成功できそうな道を選んだとしても、その道の先に明るく楽しい未来があるとは限らない。
結局のところ、選ぶ前から各々の道がどこへ繋がっているのかなんて、誰にも分かりません。
なぜなら、選んだ後の行動次第で、道の先は刻一刻と変わっていくから。
ただ、このことを希望と捉える人もいれば、恐怖と捉える人もいるでしょう。
成功するも失敗するも全て自己責任。
選んだ道のせいには出来ない。
選択にかかる責任の重さに、何も選べず立ち竦んでしまう人がいたとしても、無理もありません。
それに、何も選ばずとも
現状に甘んじていること
は出来ますからね。
どの道も選ばず、そこで歩みを止めるのも、自分で選択して決める自由があります。
なにも卑屈になったり、他人に対して引け目を感じる必要はありません。
ただ、どうせ生きるのなら、自身が気になっている道の先へ一歩踏み出してみませんか?
今ここで感じている恐怖の正体が何なのかは、先へ進んでぶつかってみないと分かりませんし、実際には何も存在しないかもしれない。
それに、もし進んだ先で懸念していた何かにぶつかったとしても、後のことはその時に改めて考えればいいんです。
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その時はその時。
何とかなる!
色んな可能性を考え過ぎた結果、ネガティブになって立ち尽くしてしまうよりも、アレコレ考えず本能や欲望に従って愚直に進んだ方が良い時もあります。
何より、選択肢がある上でなお自身が望まない場所に居続けることは、後々になって必ず後悔するでしょう。
どれだけ理由をつけようと、今ここに居ることを選んでいるのは、間違いなく自分です。
誰のせいにすることも出来ません。
どの選択肢を選ぶかなんて、成功するか失敗するかには大して重要ではない。
自分自身が正しいと信じた道には、きっと色んな可能性が秘められています。
本当に正しかったかどうかは、進んだ後に振り返って初めて分かることです。
皆さんが人生の岐路に立った時、妥協や諦めといった感情ではなく、希望を抱いて選択できることを願っています。
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