これから起業・独立開業して学習塾を経営する予定の皆さん。
または子供を学習塾に通わせようと考えている保護者の皆さん。
一言に「学習塾」と言っても、いくつかの種類があることをご存じでしょうか?
以前に「学習塾の指導形態(指導スタイル)3つの違い」について解説しましたが、それは「指導形態(指導スタイル)」別に分類したものです。
ブログ開設して間もない
頃の記事でお恥ずかしい
ですけれど、もしよろし
かったらどうぞ↓
今回の記事では「指導目的・内容」別に分類した学習塾の種類について紹介していきます。
以下でそれぞれの特徴を見ていきますので
自分が開業するならどのタイプにするか?
子供を通わせるならどのタイプが良いか?
ぜひ参考にしてみて下さい。
学習塾の種類4つの特徴
さて、「指導目的・内容」の違いで分類といっても今一つピンとこないという方も多いでしょう。
ぶっちゃけ、僕も最初は
よく分かりませんでした
からねぇ…。
しかし、それぞれの特徴を見れば納得できるかと思います。
それでは、どうぞ!
補習塾
学校の授業に合わせた予習や復習、定期テスト対策を中心に行う、学校授業の補習を第一の目的とする塾です。
学校の授業についていけてない子が主な指導対象となります。
教材は学校の教科書やワークを用いることや、教科書準拠で難易度の低い塾用テキスト、ステップ・レベル別のプリント教材などを使用することが多いです。
基本的には本人の理解を重視しながら学習を進めていくため、個々の生徒によって進捗スピードが異なります。
う~ん、集団指導一本
だと難しそうですね。
簡単な計算や漢字、英単語、理社の重要語句などの小テストを定期的に実施するなど、各科目の基礎力を鍛えるような取り組みが行われるでしょう。
進学塾
中学受験や高校受験といった受験指導に力を入れている、より良い進学を一番の目的とする塾です。
偏差値が高めの学校を受験する予定の子が主な指導対象となります。
自社で製作したオリジナル教材の他、入試レベルの問題も含んだ塾用テキストなどを用いて指導する場合が多いでしょう。
入試日から逆算した授業計画を立てる必要があることから、年間のカリキュラムが予め決まっていることが殆どです。
こちらは補習塾とは逆で
集団指導に向いてそうな
感じがしますね。
塾内でテストを頻繁に実施したり、入試の数カ月前から過去問演習の期間を設けたりと、受験に向けた解答作成能力を身に付けるのに適した環境となっています。
また、同じく受験に向けて頑張る仲間・ライバル達と一緒に授業やテストを受けることから、競争意識が芽生えて互いに高め合う相乗効果が期待できるでしょう。
(その分、他人と比べて劣等感を抱きやすいとも言えますけど)
総合塾
学校授業の補習から受験対策まで手広く対応する、様々な目的の学習を総合的にサポートする塾です。
よって、指導の対象となる子の学力や目的も様々で、幅広い層が通える塾となっています。
良く言えば、補習塾と
進学塾を合わせた感じ
ですかね。
使用する教材も生徒の学力や目的によって変わりますから、いくつかある種類の中から選べるようになっていることが多いでしょう。
受験クラスや個別指導コースという風に、学力・目的によってクラスやコースを分けることで、教室内の空気と共通目標が統一されています。
クラスやコース毎に別々の先生が担当となるので、それだけ教務スタッフの人数が多めに必要です。
専門塾
一つの科目や目的を専門に扱うことで、より特化性のあるカリキュラムの下で学習指導を行う塾です。
英語や数学に限定して教える塾など、専門性をアピールポイントとして他塾との差別化を図ることができるでしょう。
プログラミング教室や
中学・高校受験専門の塾
なんかもありますね。
必然的に同じ目的意識を持った子が集まることになり、話が合って生徒同士で仲良くなりやすいです。
ただし、指導科目や目的が絞られているため、地域住民の需要によっては対象となる生徒が少なくなってしまうこともあります。
また、学習内容や進度が学校とは異なる場合もあり、子どもの学習に対するモチベーションを保つのがやや難しいでしょう。
最後に
というわけで、いかがでしたか?
一言に学習塾といっても
指導目的・内容別に4種類
指導形態別に3種類
に分かれており、組み合わせを考えると実に多種多様です。
単純計算でも4×3の
12通り存在します
からね。
また、同じ分類に当てはまる塾同士であっても、指導者の個性や力量によっても教室の雰囲気や特徴は大きく異なります。
独立開業を目指す方々は、ぜひ自分の理想とする塾がどの種類になるのか考えてみて下さい。
子供を塾に通わせようと考えている保護者の方々は、ぜひ子供に合った塾の種類を近隣の塾から探してみて下さい。
この記事が、そんな皆さんの助けになれれば幸いです。
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