遠からず起業・独立して個人で学習塾の開業を志す皆さん。
当ブログでは過去記事で
「開業するならホームページは必須!」
ということをお伝えしてきました↓
【関連記事】
「独立・開業に向けて、まず何をすべきか? ~HPとブログの重要性~」
「無料ホームページ作成の道 ~自作がいいか、作成ツールがいいか?~」
「ホームページ作成ツールはどれがいいのか? ~選ぶ基準と注意点~」
上記の記事をざっくりまとめると
・自作は困難、というか自作できるならWEB制作・デザイン関係の仕事をどうぞ。
・外注は作成だけでなく維持・更新にも費用がかかる為オススメできない。
・結論、WordPressかホームページ作成ツールで作ることが望ましい。
それで、いざホームページを作ろうと準備を整え、いよいよコンテンツ作成の段階に入ったところで気付くことでしょう。
…何を書けばいいんだ?
初めて作るんですから
分かんないですよね~。
というわけで、全国にある様々な個人塾のホームページを拝読・比較を重ねた私ゆうき塾長が、個人塾のホームページに必要な項目内容を解説いたします。
近い内に塾ホームページを作成する予定の方、または現在あるホームページの修正・改善を考えている方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
塾ホームページに必須の内容
まずは塾ホームページとして最低限の体裁を整えるため、そしてWeb集客をする上で必要不可欠な内容を見ていきましょう。
殆ど全ての塾ホームページ
に記載されていた内容
です。それだけ必須項目
ってことですね。
それでは、どうぞ!
指導の特長・方針
簡単な塾の紹介と合わせて、どんな子を対象としてどのような指導を行っているのかを記載しましょう。
とりあえずは自分の塾が
補習塾、進学塾、総合塾のどれか?
集団指導、個別指導、自立型個別指導のどれか?
といった事を明確にしておくと、保護者が子供に合った塾を比較・検討しやすくなります。
逆を言うと、こういった記載が無かったら、折角サイトを見てくれても塾のイメージが湧かず印象にも残りません。
なんと勿体無い…っ!
自分の塾がどの分類に入るのかというのをハッキリさせることは、自塾のターゲットとなる生徒を知るのにも重要なことなので、よく分からない方は以下の過去記事をご覧ください↓
コース・料金
集団指導の場合は受験コースや進学コースなど目的・レベル別のコース設定を、個別指導・自立型個別指導の場合は週何回の授業コースがあるかを示しましょう。
そして、それぞれのコースが月額いくらかかるのかも合わせて記載しておくことで、ご家庭の金銭事情や子供の学力・性格に合ったコースを探すことができます。
「金額が分からない」
という事ほど怖いものはありません。
回らない寿司で「時価」
とかって書いてあったら
頼み辛くないですか?
(僕が貧乏性なだけかもしれませんが…)
また、授業料だけでなく
入塾金
教室維持費
季節講習会費
なども別途頂戴するのであれば、それらも忘れずに載せておくと良いでしょう。
でなければ
何だか思ってたよりも
お金がかかったなぁ…。
というように、余計な不満や不信感を抱かせる原因となります。
学習塾はサービス業であり、金銭トラブルが非常に発生しやすい業種なだけに、コース・料金の明記は双方ともに納得した契約を結ぶために大切なことです。
学習塾における月謝の受け取り方法については以下の記事でご紹介していますので、よろしければご一読ください↓
時間割
集団指導の場合は学年・科目ごとの授業日時が分かるように、個別指導・自立型個別指導の場合は時間割や残席状況が分かるようにしておきましょう。
子ども達は習い事や部活などがあり、曜日によって空いている時間が限られていることが多いです。
「入塾しても通えないのではないか?」
そんな不安を抱いている保護者も少なくありません。
また
振替対応は行っているのか?
自習室はあるのか?
といった質問もよく聞かれるので、それらについても記載があるとより分かり易いですね。
少なくとも自習室は
絶対にあった方が良い
ですよ。
(というか、頻繁に自習へ来させないと学力向上は困難と言わざるを得ません)
学習塾の授業時間に関しては、ポモドーロ・テクニックから考察した過去記事もご参考にして下さい↓
講師紹介
「誰が指導を行っているのか?」
ということも、保護者が塾を選ぶ際に重要視していることの一つでしょう。
大手塾のように講師が多ければ、子どもと相性が良い講師が一人はいるだろうと多少安心できますが、個人塾の場合はそうもいきません。
まぁ別に
講師が多ければ大丈夫
ってわけでもない
ですけどね。
指導する講師の学歴や経歴、指導可能な教科、どのような教育理念を抱いているのか等々。
そういったプロフィールを見た保護者の方に
「この人になら子供を任せられる」
と思ってもらえたら、集客として大成功と言えるでしょう。
※だからと言って経歴詐称は絶対にダメですよ。
もちろん、文章だけでは伝わらない人柄や雰囲気も大事ではありますが、それは直接会ってみないと分かりません。
ですが、直接会うというのは非常にハードルが高い行為です。
そのハードルを少しでも下げるためにも、ホームページに講師の紹介を記しておくことは大切でしょう。
講師の写真画像があると信頼度が高まって尚良いですね。
僕は「写真を載せるとか
絶対ムリ!」って断念
しましたけど…。
アクセス
最寄りの駅や近隣の学校からの道のりをアクセスマップ付きで載せておくと、保護者や子どもが実際に通塾するイメージを思い描きやすくなります。
アクセスマップはMicrosoft OfficeのExcelやPowerPointの他、Illustratorなどのデザインソフトで作成できますし、クラウドソーシングサイトで外注するのも良いでしょう。
(主要なクラウドソーシングサイトについては以下の記事を参照ください↓)
特に小中学生は保護者が送り迎えをするケースもあるため、アクセスを見たいと思う保護者は意外と多いですよ。
住所だけだと、ちょっと
不安になりますからね。
お問い合わせ
電話番号を見て電話するパターンや、アクセスを見て直接来校するパターンもありますが、ホームページに設置されたお問い合わせフォームの方が気軽に問い合わせができます。
また、お問い合わせのページがあるだけでサイト全体の信頼度が高まりますので、むしろ載せない理由がありません。
(Googleアドセンスの審査でも、お問い合わせフォームの設置は重要事項ですからね)
勿論、当ブログにも
ありますよ。
今のところ問い合わせ無いけど…。
後述するLINEの友達追加ボタンなど、SNS経由で問い合わせを受け付ける方法もありますが、初対面の相手には抵抗を感じるという方もいるでしょう。
併用する分には選択肢が増えて大いに結構ですが、少なくともお問い合わせフォームはホームページ内に設置した方が良いかと思います。
できればあった方が良い内容
続いては
「とりあえず無くても塾ホームページとして機能はするけど、あった方が集客上有利な内容」
を見ていきましょう。
こちらは塾によって記載があるかマチマチな内容ですが、上手く活用できれば他塾との差別化にもなる内容なので、ぜひ掲載をご検討ください。
当塾ホームページにも
4つ中3つの項目は掲載
しています。
それでは、どうぞ!
実績報告
これは開業後しばらく経ってからじゃないと載せられない情報ですが、何よりも大きな塾の魅力になります。
何せ、学習塾というサービス業が提供するサービスは、第一に
「学力を上げること」
(志望校に合格させること)
他にも人間力を鍛えるとか
掲げてる塾もありますが、
それは学力を上げた後の話
ですからね。
言うなれば
「ウチの塾はその目的がちゃんと達成できていますよ」
という証明になるということです。
特に受験を意識する保護者にとっては一番の注目ポイントになる部分ですから、開業して実績を出した後には、忘れずにホームページに載せましょう。
合格実績だけでなく、
学校テストの点数UP
を掲載している塾も
ありますね。
お知らせ・ブログ
「ホームページは一度作成して以降ずっと放置」
そういった個人塾も一部で見られますが、これは印象最悪です。
確かに、最初に作ったら再度手を加える必要が無いという内容が殆どですが、そうでないものもあります。
例えば、季節毎のイベントや予定外の休校・開校を案内する際には、その都度お知らせとして追記するかブログ記事にして投稿しなければなりません。
どれだけ綿密な計画を事前
に立てても、予測できない
事もありますからね。
何より
いつ作ったか分からない
季節感が全くない
そんなホームページを見たら、どう思いますか?
この塾ホントにやってんのかな?
そう不安になりません?
お知らせにせよブログにせよ、どちらもWordPressは勿論、無料版のホームページ作成ツールでも対応機能があるかと思います。
(少なくとも、僕の塾ホームページを作成したツール「まめわざ」では、お知らせ機能・ブログ機能どちらもありますね)
入塾までの流れ
今まで子供を塾に通わせたことが無い保護者の中には、たとえ入塾したいと思っても「どうすればいいのか分からない」と悩んでしまう方もいるでしょう。
一度授業を体験した方がいいのか?
入塾テストはあるのか?
事前に面談するのか?
などなど、塾によって流れが異なる部分もありますから、分からないのも無理はありません。
入塾までの具体的な流れが示されていれば、今後のイメージが湧きやすいですし、その通りに手続きをすれば入塾できるので大変分かり易いです。
そんなの電話するか
来校して直接聞けば
いいじゃん。
それが結構ハードル高い
んですよ。
それに、ホームページに記載しておくことで、親切丁寧な印象も与えられます。
大まかな流れはどの塾も大差ないですから、他塾の内容をパクって参考にして書いてもいいでしょう。
――って、勝手に許可したらダメでしょうから、真似るなら僕の塾からにして下さいね☆
LINE友達追加ボタン
こちらも、お問い合わせのハードルを下げることが主な目的です。
公式アカウントを持っていれば友達追加ボタンのコードを作成できますから、それを記事編集画面に差し込んで表示させます。
また、もしも個人アカウントしかなくても、友達招待用のURLを貼ってリンク先に設定することで友達追加へ誘導できるので心配ありません。
来校や電話、メールといった他の手段と比べ、時間や場所を選ばず気軽に問い合わせできるのが良いですね。
お問い合わせだけでなく
入塾した後の報・連・相
にも便利ですよ。
今やLINEは保護者だけでなく子ども達にも広く普及していますので、トーク機能やビデオ通話を上手に活用することで質問対応や面談、オンライン授業などを行って教育・指導に役立てることも可能でしょう。
最後に
というわけで、いかがでしたか?
※本記事の内容は冒頭でもお伝えした通り、全国にある数々の個人塾ホームページを見て私ゆうき塾長が導き出した個人的な最適解です。
上記の内容をホームページに盛り込むことで、集客の成功を保証するものではありませんのでご了承ください。
それでも、これから個人塾のホームページを作成しようと考えている開業志望の方々にとって、ある程度の参考にはなるかと思います。
最後に、僕の塾HPへの
リンクを貼っておきます
ので、コチラもぜひ参考
にして下さい☆
この記事が、開業の準備を進める方の助けとなれば幸いです。
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