「この壺は満杯か?」とある大学教授から学ぶ人生における優先順位

壺 教育・学習
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「この壺は満杯か?」

この言葉を聞いて

「あぁ~、あの話ね」

となった人、おそらく大正解です。

 何なら、ここから先の記事本文は読まなくても良いかもしれません。

 どうぞ、トップページに戻って別の記事をご覧ください

ゆうき塾長
ゆうき塾長

…ゴメンナサイ、嘘です
読んで下さい(必死)

 また、もしも

「壺?なんのこっちゃ??」

と思った人は、以下で引用する「この壺は満杯か?」の話を是非とも読んでいただきたい

 特に、つい何となく日々をダラダラと過ごしてしまっている人やりたい事を先延ばしにし続けている人には必見です。

 きっと、少なからず自身の人生観が変わり、今までの生活を見直すこととなるでしょう。

(思っきしハードル上げちゃってますが、少なくとも僕はハッと気付かされるものがありましたし、とても為になる話だと教育者として確信しています)

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「この壺は満杯か?」話の内容と元ネタ

 あまりグダグダと長ったらしく前置きを語っている

「めんどくさ…もういいや」

と、痺れを切らしてブラウザバックされてしまう危険性が高まりかねませんので、早速お話の内容を読んでいただきたいと思います。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

このブログ、ただでさえ
ページあたり滞在時間が
短い
ようなので…。

 一旦手を止めて、とある大学で講義が始まる場面を想像した上で、以下の話をご覧ください。

 それでは、どうぞ↓

この壺は満杯か?

壺

ある大学でこんな授業があったという。

「クイズの時間だ」

教授はそう言って、大きな壺を取り出して教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。一人の生徒が「たぶん違うだろう」と答えた。

教授は「そうだ」と笑い、教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺は満杯になったか?」

学生は声を揃えて、「いや」と答えた。

教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」

一人の学生が手を挙げた。

「どんなスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです」

「それは違う」と教授は言った。

「重要なポイントはそこではないんだよ。この例が私たちに示してくれる真実は、大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ」

君たちの人生にとって「大きな岩」とは何だろう、と教授は話しはじめる。

それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり……。

ここでいう「大きな岩」とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。

もし君たちが小さな砂利や砂、つまり、自分にとって重要性の低いものから壺を満たしていけば、君たちの人生は重要でない「何か」に満たされるものになるだろう。そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。

ひろゆき(西村博之).『1%の努力』.ダイヤモンド社. 2020/3/5. P67~P73

話の元ネタ・ルーツ

 さて、いかがだったでしょうか?

 内容の解説をする前に、この話の元ネタについて軽く触れておきたいと思います。

 といっても、実はネットで色々と調べてみたのですが、初出がどこかというハッキリした記述は見当たらなかったんですよね。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

グーグル先生でも分から
ない
ならお手上げっス。

 ただ、元ネタとして挙げられているものが二つあって、一つはネット掲示板です。

(まぁネット掲示板といっても色々ありますので、どれかってなるとやっぱり分からないんですけど…)

 そしてもう一つは、2001年に新潮文庫より出版された文庫本『会社がなぜ消滅したか 山一証券役員たちの背信』のあとがきに書かれたのが起源という説。

 前後関係は不明ですが、おそらく両者のどちらかが「この壺は満杯か?」の元ネタだと考えられます。

 しかし、もしも上記二つの媒体でしか記載されていなかったとしたら、この話が有名になることはなかったでしょう。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

なにせネット掲示板
書籍のあとがき
ですからねぇ…。

 この話の認知度が高まったのは、日本のインターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」(現「5ちゃんねる」)の開設者として知られている西村博之(通称ひろゆき)さんが、書籍『1%の努力』で紹介したことがキッカケです。

 ひろゆきさんは、動画配信サービス「ニコニコ動画」の創設英語圏最大の匿名画像掲示板「4chan」の管理人など、様々なネットサービスに携わってきました。

 YouTubeテレビでも活躍されており、僕が「この壺は満杯か?」という話を知ったのは、ひろゆきさんがYoutubeの配信で語っているのを聞いたからです。

 ひろゆきさんの語りで話の内容・解説を聞きたい方は、YouTubeで「ひろゆき 壺」とかって検索したら切り抜き動画が幾つか出てきますので、是非そちらをご覧ください。

(ひろゆきさん本人のチャンネルだと、一つ一つの動画が1~2時間程あって結構長いので、壺の話だけ聞くなら切り抜きをオススメします)

ゆうき塾長
ゆうき塾長

賛否あるかもしれません
けど、僕はひろゆきさん
メッチャ好き
ですね。

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「この壺は満杯か?」から学ぶ教訓

 では、以下では「この壺は満杯か?」の話で得られる教訓について、詳しく見ていきたいと思います。

いや、話の最後で
言ってたじゃん。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

まぁそうなんですけど、
もう少し詳しくというか
具体的にというか…。

 一言で言ってしまえば

「ちゃんと優先順位を決めようね」

ってことなんですが、それだとあまり心に響かなくないですか?

 だからといって長ったらしく解説すれば良いというわけでもないですが、少しでも共感を得られるポイントがあった方が心に残り易いんじゃないかと、そう思うわけです。

(決して「ブログ記事として文字数が少ないから」というだけが理由ではありませんので、その点どうかご了承ください)

ゆうき塾長
ゆうき塾長

引用文が長いとね、
色々あるんすよ…。

 ということで、ひろゆきさんが動画で仰ってた内容も参考にさせてもらいつつ、この話で得られる教訓について解説していきます。

 それでは、どうぞ!

【誤答】意外と予定は詰め込める

 教授に聞かれた際に学生さんが答えてたやつですね。

 この話の何がスゴイって、間違っていると言われた学生さんの解答存外的を射ているように感じるところです。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

実際、僕は学生さんの
解答でも十分に納得
しちゃいましたし。

「時間的にキツくて出来ないと思っても、実際は詰め込もうと思ったら結構いけるよね」

 確かに、そう感じることも多いでしょう。

 仕事にせよ勉強にせよスポーツにせよ、自分の睡眠や食事の時間を削ったり周りに迷惑をかけたりして行動を実現できることもあります。

 ただ、そうやって無理をして何とか維持・実現することには、いずれ限界がくるハズです。

 ある日バタリと倒れてしまったり、ふとしたキッカケで心が折れてしまったり…

ゆうき塾長
ゆうき塾長

頑張ること・努力との

線引きが難しいところ
ですね。。。

 また、頑張れば何でも出来るわけでもありません

 本当に一杯一杯になった状態で詰め込もうとしても無理なものは無理ですし、ある程度の時間が経ってしまったら叶わない、叶えられないこともあるでしょう。

「意外と予定は詰め込める」というのは別に間違ってはいませんが、それを信じた先に明るい未来が待っている可能性は決して高くない

 気付いた時には、壺の中には小さな砂利や砂、水で一杯になってしまっているかもしれません。

【正答】大事なものは最初に選ぶ

 学生の後に教授が答えてたやつですね。

 前述の通り、確かに壺の中には意外と沢山のものを詰め込むことが出来ましたが、それは大きいものから順に入れていたからです。

一番最初のデカい岩は、後から入れることは出来ません

 つまり、人生にとって一番大事だと思うものは、まず一番最初に入れた方が良い

 さもないと、もう二度と入らないでしょう。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

壺の中身を入れ直す
(人生をやり直す)
なんてことは、当然
不可能ですからね。

 人は何歳からでもやり直せると言いますが、誰しもが必ずやり直せるとは限りません

 高校・大学を卒業して、社会人になれば尚更です。

 自分の仕事に対する責任仕事仲間との信頼関係が生まれるだけでなく、金銭面における縛りもできて、その後の人生で自由な選択ができなくなることも多いでしょう。

 そういった社会人のしがらみを全て投げ捨てて、自分がやりたい事を真っ直ぐに突き通せる人というのは、そうそういないと思います。

 大抵の人は、現状に幸せを見い出して

「まぁ、これはこれで良い人生だよね」

自らを納得させるか、もしくは現状を嘆いて

「本当はもっとしたいことがあったのにな…」

事あるごとに後悔する、そんな人生を送ることでしょう。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

それがダメな人生って
わけじゃなくて、単に
どっちをとるかって話

ですよ。

 もしも、まだ自分の壺の中に大きな岩を入れられるチャンスがあるという人は、よく考えてみて下さい。

 大切なことは、壺の大きさ中に入れられる量じゃなく、入れるものの大きさ入れる順序です。

 これから先の人生で、何をしていくのが自分にとって楽しいのか、正しいのか

 それを決められるチャンスは、今が最後かもしれません

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最後に

 というわけで、いかがでしたか?

「この壺は満杯か?」気に入っていただけたでしょうか。

 端的に言ってしまえば、テスト仕事なんかでよく言われる「優先順位をつけましょう」ということですが、そんな一言とは感じ方や心に伝わる深さが比ではないかと思います。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

特にひろゆきさんの語り
には感動しました。
←ひろゆきファン

 今、自分の手元にある石はどれくらいの大きさで、壺の隙間はどれだけ残っているでしょう

 既に入っている石を眺めながら砂利や砂を追加していくか、隙間めがけて思い切って大きな岩を入れるのか、決めるのは自分自身です。

 いつか自分の壺が満杯になった時、読者の皆さんが十分な幸せを感じられていることを願っています。

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