「…ん?あれ?いやいや、そんなまさか…え~~っと…??」
あっ……(察し)
これは、もしかして…そう
分からない。
義務教育を受けてきた日本国民の誰もが、勉強する中で一度は経験したことがあるだろうその感覚。
まるで頭の中の霧が晴れずにモヤモヤした感じ、ホント嫌ですよね。
少なくとも、決して気持ちの良いものではないと思う人が大多数でしょう。
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「おっ!?分かんないぜ
うっひょおぉ~~♪」
なんて人がいたら、ほぼ
間違いなく変態ですね。
ですが、分からない事は少しも悪いことではありません。
大事なのは、分からないことに直面した後の行動です。
「分からない」を「分かる」に変えられるのか、それともずっと「分からない」ままにするのか、それはあなた次第。
――以上、完!
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……は?(怒)
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じ、冗談です冗談。
ゴメンナサイ…。
そんなこたぁ~既に殆どの人が理解してますよね。
問題なのは
分からない事を前にした時、どう対応すべきか?
という具体的な対処法が、自分の中に確立していないことでしょう。
ってなわけで、当記事では主に小・中学校や高校における勉強で分からない問題があった時、どう対処すべきかについて解説していきます。
(社会人の方でも、何か資格の勉強をする際にはきっと役に立つハズです)
「分からない問題?そんなの全部答え丸写し☆」
「復習してるのに全然出来るようにならない…」
そんな勉強を舐め腐っている人、勉強に悩みを抱える人は是非とも参考にして下さい。
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分からないことが分かる
ようになると、少しずつ
勉強が楽しく感じてくる
と思いますよ。
対処する前にすべきこと
「…ん?あれ?いやいや、そんなまさか…え~~っと…??」
※冒頭に戻ったわけではないのでご安心ください。
自分がこんな状態になった時、もしくは目の前にこんな状態になっている人を見た時、あなたは心中どんなことを考えますか?
「あ、コレ分かんないやつだ」
と、まるで悟りを開いたが如く直感したとしても、それは無理もありません。
ただ、問題はその後です。
そう感じたが最後、もう考えるのは早々に諦めて、すぐさま何かしらの対処に移るという判断をする人もいると思います。
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切り替えが早いというか
諦めが早いというか…。
しかし、少し落ち着いていただきたい。
ちょっと分からないと感じたら即座に思考ストップでは、思考力や応用力、忍耐力が身に付きません。
何より、その後の対処に支障を来したり、対処した時の学習効果が激減してしまう危険性があるのです。
「もしかしたら分からないかも?」
と感じる問題に直面した際には、まずは以下の項目を実行してみて下さい。
①本当に分からないのか見極める
②分からないことを受け入れる
③分からない箇所を特定する
それでは、順に詳しく見ていきましょう。
本当に分からないのか見極める
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いやいや、疑うのかよ!?
俺は本当に分からないと
感じたんだよっ!!
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まぁまぁ、ちょっと
落ち着いて、な?
(ハゲるよ?)
確かに、現状の「分からないかもしれない」という不安な気持ち、一刻も早く解消したいですよね。
その心理は非常に分かります。
ただ、問題を読んですぐに「分からない」と思うのではなく、今一度よぉ~く考えてみていただきたい。
今のその状態って、本当に分からないんですか?
案外、試しに手を動かして図や表を描いてみたら、急にハッと閃いたりしません?
それか、分からないと思って先生を呼んで、質問しようと再び問題を読み返したら「分かった!」とか。
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あるあるですね。
一度サラッと問題を読んだだけで「分からない」と決めつけてしまうのは早計です。
そりゃ確かに、問題を見て3秒以内に解き始められるのなら、それは十分に理解できているということでしょう。
ですが、たとえ一通り問題を読んでも答え・解法が思い浮かばなかったとしても、もうあと3分間は自力で考えてみて下さい。
もしも問題のレベルが自分の実力の範囲内であれば、3分以内に何かしらの見通しが立って解き始めることができるハズです。
(詳しくはコチラ↓の記事に書いた「テスト・勉強における3の法則」をどうぞ)
※問題の内容にも依りますので、あくまで目安と考えて下さい。
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まぁ小中学校の一般的
な問題になら、大体は
当てはまると思います。
何としても自力で解こうと意気込むあまり、一つの問題に何十分も時間をかけるのは非効率と言わざるを得ません。
(どれだけ時間をかけて必死に考えても、分からないものが急に分かるようになることはないですから)
それでも、ある程度は考えてみないと分かる・分からないの判断ができないのも事実。
ろくに考えもせず、少しでも解答に迷うや否やすかさず
「センセー、分かりません!」
と頼っていては、学力向上に結びつきにくいばかりか、勉強に対する自信をつけることも難しいです。
また、周囲からは
積極的に質問する子
というよりは
自力で頑張ろうとしない奴
という風に見られ、あまり快く思われません。
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いくら先生は頼られる
のが好きといっても、
流石に軽くイラッと
しちゃいますよ。
まずは時間を決めて、その時間内は自分一人で問題に向き合ってみましょう。
分からないことを受け入れる
3分間は考えてみたものの、それでも解き始めることさえ出来ない…。
そんな時には、とりあえず「これは自分には分からない問題だ」ということを認識しましょう。
![](https://courage-education.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
いや…っていうか実際に
解けなかったんだから、
嫌でも認識するでしょ?
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それが中々そうとも
限らないんですよ。
人間というのは、自分の弱い所を直視することを怖いと感じる生き物です。
なので、自分では解決できない・分からないことを前にすると、無意識に逃げようとします。
こと勉強に関して言うと、以下2つの行動に出ることが多いでしょう↓
①問題を飛ばして無かったことにする
②解答・解説を見て分かった気になる
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ハイ、あるあるですね。
今の自分では分からない問題ということは、もし理解することが出来たら今より確実に学力が向上したということ。
①や②の行動は、そんな貴重な成長の機会を自分から捨てているのと同義です。
ド〇クエで例えるなら、折角はぐれメタルとかメタルキングに遭遇したのに、自分から逃げるコマンドを選ぶようなものでしょう。
(分かりにくい例えでスミマセン)
どう対処するかは一旦おいといて、まずは怖いのを理由に目前の問題から安易に逃げないこと、それが大切です。
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対処法については後程
ご紹介しますので。
いいんですよ、分からない問題があったって。
むしろ、分からないことが一つも無い人間の方が、よっぽど怖いです。
(そんな輩が仮にいたとしたら、人間じゃなくてロボットやアンドロイド、サイボーグなんじゃないかと疑ってしまいますよ)
分からないことがあるのは普通です、当たり前です。
なにせ人間は、一日に記憶したことの70%以上は次の日には忘れちゃうんですから。
(詳しくはコチラ↓の「エビングハウスの忘却曲線」に関する記事をどうぞ)
分からないものは分からない。
分かってる風を装ったり見なかったことにせず、分からないことを素直に受け入れましょう。
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別に今は分からなくても
最終的に分かればOK.
ですからね。
分からない箇所を特定する
分からないことを受け入れられたのなら、次にすべきは「分からない箇所を特定する」こと。
この特定ができないことには、その後の対処法を実行する際にも大きな不都合が生じます。
特に、分からないからと問題を一から全て他人に丸投げするのは絶対にNGです。
例えば、こんな風に質問する生徒↓
「先生、この問題が分かりません」
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これホントに
メッチャいます。
この質問の仕方、正直に言って
最悪です。
何というか、問題が分からないことよりも、質問する能力が皆無なことに不安を感じるレベルです。
(まぁ質問せずに悩み続けるよりはマシですけど)
そして、これがまた
非常に教えにくい。
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いや、そうは言っても
さぁ……。
えっ?何ナニ……
分からないところが分からない?
あーね、言いたいことは分かりますよ。
というか、むしろ非常に分かりみが深いです。
きっと、同じように思っている人は決して少なくないでしょう。
でも、どこが分からないのか分からないといっても、それは問題全部が分からないということにはなりません。
まずは分かる・出来る部分はどこまでか、それをハッキリさせてみて下さい。
「途中までは解答できた」
「問題の意味や内容は分かった」
「問題文のココまでは理解できた」
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日本語で書いてある限り
どこかしら分かる部分が
あるハズですよ。
このように考えると、自ずと分からない・出来ない部分も見えてくるでしょう。
上記の言葉は、言い換えると
「この先の解答ができない」
「問題の考え方・解き方が分からない」
「問題文のココから先が理解できない」
ということ。
これでもう何が・どこが分からないのか分かりましたね。
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こういう質問の方が
教える方も圧倒的に
教えやすいです。
※もしも本当に問題文の一から全部が分からない場合、それは問題のレベルが本人に全然合っていないということですので、その時は問題の難易度を見直しましょう。
それか、国語力が極端に低くて問題文をマトモに読めないことが考えられます。
(英語だと、単語の意味やスペルが殆ど分からない状態ですかね)
そんな時は焦らずに、まずは読み書きや簡単な読解の練習から初めて下さい。
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どの教科を勉強するにも
絶対必要な能力ですので
じっくり鍛えましょう。
分からない時の対処法6選
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「分からないかも?」
そう感じたら、すぐに問題解決しようとするのではなく
①本当に分からないのか見極めて
②分からないことを受け入れて
③分からない箇所を特定する
以上3点のことをすべきだというのは、ここまでお伝えしてきた通りです。
さて、ここからはいよいよ本記事のメインテーマ。
「マジで分からない…っ!」
そんな問題への対処法を6つ、ご紹介していきます。
もちろん、どれも勉強を進める上で有効だと私ゆうき塾長が自信を持って勧められる方法です。
※ただし、勉強法については塾講師や学校の先生それぞれに持論があると思いますので、あくまで一教育者の意見として受け取って下さい。
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何が正しいとか違うとか
決められるものではない
ですからね。
ですが、そうは言っても全く問題解決になっていないような対処もあります。
もしも自分の生徒が行っていたら
「それは違うよ!」
と思わず論破したくなる行為。
それは
解答・解説を丸写し
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教育者なら思わず
「うわ、出たぁ!」
と思ってしまう程の
あるある行動ですね。
いや、まぁ生徒の勉強に対する意識やTPOにもよるので、なにも一概に悪いとは言えないでしょう。
ただ、少なくとも「分からない」と感じてから迷うことなく即座にこの行動をとる場合、それはもう勉強ではありません。
作業です。
(詳しくは「テストや模試における復習の仕方」について書いた以下の記事をご覧くださいませ↓)
ということで、以下6つの対処法については決してただの作業にはならない方法を選んだつもりです。
(正しく行えば、ですけど)
「分からない問題にどう対応すればいいのか分からない」
そんな果ての無い悩みを抱える方は、是非とも以下の対処法を参考にしてみて下さい。
それでは、どうぞ!
教科書や参考書、辞書で調べる
とりあえずコレ、超ド定番で何の意外性もないですが、それこそ王道の証と言えるでしょう。
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いかにも「これぞ勉強」
って感じですね。
市販の参考書は重要事項がまとまっているので、分からない部分をピンポイントで調べやすいのが特徴です。
一方、教科書は説明中心のため少々まとまりが悪く、調べものには正直あまり向きません。
しかし、例題や解説が随所に盛り込まれていて理解し易く、掴みの学習としては非常に効果的です。
国語辞典や英和・和英辞典、電子辞書などは言わずもがな、単語とその意味をダイレクトに調べるのに重宝します。
教科書・参考書・辞書のどれを用いて調べるかは、それぞれの特徴や分からない問題の内容、自身の理解度から総合的に判断すると良いでしょう。
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どれも万能ってわけじゃ
ありませんからね。
ただし、これらを用いて調べる際には注意すべきことがあります。
それは
ただ答えを探して書き写すだけの作業にしないこと。
考えてもみて下さい。
ひたすら問題文と似たような文言が書いてある箇所を探して、それっぽく太字で書かれている語句を見つけて書き写す。
もしくは、同じような例題が出ている部分を探し出して、数字や記号だけ入れ替えて解答を書き写す。
ハイ、作業決定☆
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こんなことしても
勉強の楽しさとか
絶対に分からない
ですよ。
勉強はそんな「ウォー〇ーを探せ」みたいな探す・見つけるだけのものではありません。
(いや、好きですけどね「ウォー〇ーを探せ」、面白いですけどね)
いかにも頭を使っているようで使っていない、まさに絶妙な作業なだけに、なんだか頑張って勉強している気にもなってしまいます。
ですが、この作業には「分からないことが分かるようになる」という、学習において超重要なことが一切なされていません。
「とにかく解答欄を埋めてしまいたい」
そんな楽をしたいという下心が透けて見えるようです。
教科書や参考書、辞書を使用する場合には、ただ調べるのではなく学ぶという姿勢を強く意識しておきましょう。
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せっかく詳しく記載され
ているんですから、読ま
ずに書き写すなんて勿体
無いですよ。
解答・解説を読んで理解する
![](https://courage-education.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
いやふざけんな!
さっき「解答見るな」
って言ってただろ!!
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ちょちょ、ちょっと
待って待って!
勘違いしないでいただきたい。
何も「見るな」とは言っていません。
先の話は、ただ頭カラッポで行う作業のごとく「丸写し」はするなという意味です。
前述の通りに3分以上しっかり考えて、教科書や参考書で自分なりに調べて、それでも分からないのであれば
①一旦シャーペンを置く
②解答・解説を読んで学び直す
③解答・解説を閉じる
④改めて自分の力で解いてみる
という流れで解答・解説を活用するのは全然OK.
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むしろ歓迎するレベル
ですね。
そりゃ確かに、頑張って自力で解ければ最高ですよ。
でも、それが出来ないから困ってるんでしょ?
じゃあ、今すぐ解決するには何か他の力を借りるしかないわけで、解答・解説を読むというのも立派な手段の一つです。
経験上ではありますが、「解答・解説を見る」ということを重大な犯罪のように思っている子って少なくない気がします。
そこまでじゃなくても、何となく罪悪感を覚えるという子は多いでしょう。
おそらく
「解答・解説を見る」
=「ズルをする・楽をする」
という風に感じるんですかね。
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まぁそれは丸写し
して叱られる輩
がいるからでしょう
けど…。
しかし、解答・解説を見ることは本来なんら悪い事ではありません。
むしろ、解答・解説を見るのがNGとか、一体どんなキツい縛りプレイですか?
勉強というゲームを普通に攻略するだけでは満足できない廃ゲーマー、もしくは高難度ゲーム実況者というなら分かります。
でも、殆どの人はそうじゃないでしょう。
辛く苦しいことが多々ある勉強でも、なるべく楽しみたい、効率的にやりたいと思う人が大多数ですよね。
だったら、活用できるものは活用したらいいんです。
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繰り返しますが
丸写しはNG
ですよ、マジで。
解答・解説に書かれている模範解答は、ムダな記述が無く要点がおさえられています。
また、解説には答えの根拠・理由や補足説明が書かれていて、問題内容の知識・理解を深めるにはうってつけでしょう。
というか、丸付けする時には絶対に見ますよね、解答・解説。
何も見ずに適当に丸付けしてるとしたら、それこそヤバいでしょ。
解答を見て丸付けはするけど解説は見ない、というのも非常~に勿体無い!
パリッと焼いた鮭の皮を食べずに捨てるくらい勿体無いです。
(いや、まぁこれは賛否ありますけど)
たとえ正解していたとしても、解説を読むと新たな学びが得られることも多いです。
解けた・解けなかったに関わらず、解答・解説もあなたの学習を手助けする一つのツールとして、ぜひ上手に活用して下さい。
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ボール
解答・解説は友達!
怖くないよ。
ただし、分からなかった問題について解答・解説を読んで学習する際には、一つ気を付けていただきたい事があります。
自力で解いた問題と区別するために、解答・解説を見た場合は問題番号の横にチェック・印をつけたり、赤丸ではなく青丸をつけるようにしましょう。
そうしておけば、しばらく経ってから復習する時に、優先順位を決めやすくなるハズです。
(自力で解けた問題よりも、はじめは解けなかった・分からなかった問題の方を優先的に復習したいですからね)
※最後に、クドいようですが当記事は「丸写し」することを推奨しているわけでは決してありませんので、その点はどうかご承知おき下さい。
丸写しはどこまでいっても丸写し、勉強ではありません。
先生や友達、家族などに聞く
これも分からない問題が出た時の対処法としては王道ですね。
ただ、この対処法は前述の「調べる」や「解答・解説を読む」ことを行った後にすべき方法になります。
ちょっと考えて分からなかったら即質問、というのは感心しません。
![](https://courage-education.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
え、何で?すぐ近くに
教えてくれる人がいる
なら別にいいじゃん。
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まぁつい頼りたくなる
気持ち、分からなくも
ないですけどねぇ。
すぐ質問することを推奨しない理由は大きく三つあります。
①他人の時間を奪うから
②結局すぐに忘れるから
③他人に頼る癖がつくから
順番に見ていきましょう。
まず①ですが、これは勉強に限らず仕事やプライベートの遊び、デートなども同じです。
誰かに提案・お願いして何かをしてもらうというのは、その人の時間を自分の為に割いてもらうということ。
つまりは、質問に答える他人の時間を奪っていることと同義。
人生は有限、誰も自分の限られた時間をムダにしたいとは決して思わないでしょう。
それなのに、あたかも当然のごとく何の気なしに他人の時間を奪うというのは、あまりにも教わる相手に対して失礼極まりない。
たとえ相手が気にしない・嫌じゃないとしても、自分の為に時間を使ってくれていることに変わりはありません。
ロクに自分で考えず、調べもせずに他人を頼って質問していると、いつの間にか周りから敬遠されることも十分あり得ます。
教えてもらうことを軽く考えず、常に感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。
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僕もよく他人に頼み事を
するので気を付けます。
さて、このように「すぐに教わること」を批判していると、いくつか反論の声も出てくるでしょう。
そうですね、例えば
「教えるのも勉強になるからいいだろ」
とか。
確かに、人に教えるには自分自身しっかり理解してないといけませんし、知識の整理やアウトプットの機会にもなります。
復習の方法としては理に適っているでしょう。
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日頃から生徒に教えてる
立場からも納得です。
しかし、それは他人の時間を奪って良い理由にはなりません。
「教えるのも勉強になるからいい」
それを決めるのは質問する側じゃなく、質問される側・教える側です。
質問する側・時間を奪う側が言ったらダメじゃないですか?
※ただし、教えてもらう相手が学校の先生や塾講師なら話は別ですよ。
そういう場合は、遠慮せずドンドン質問しちゃって下さい。
(僕らにとっては教えるのも仕事の内ですからね)
ちゃんと考えて自分でも調べて、それでも分からないということであれば、先生・講師は何かしらのヒントや解答の筋道を示してくれるハズです。
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全然考えてないようなら
「ちゃんと考えろ!」
って一蹴されるかもしれ
ませんけど…。
続いて②についてですが、よく他人に質問する側の声として
「人から教えてもらった方が覚えられる」
という意見を聞きませんか?
(教育者あるあるじゃないですかね)
これについては様々な主張があると思うので、僕が断言するのは少し憚られますが、個人ブログということで敢えて言わせていただくと
そう感じるだけ。
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一体いつから……
自分は理解できたと
錯角していた?
教えてもらった直後の何ともいえない万能感、とても気持ちイイですよね。
「自分は全て理解した。もう分からない所は何一つ無い」
そんな悟りの境地に達した賢者のような心持ちになっても仕方ないでしょう。
でも、そのメンタル無双モードは決して長くは続きません。
大体は寝て起きたら忘れます。
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というか分からない問題
があったことすら忘れて
いるかもしれません。
というのも、教わることで一時的に解答・解法をインプットしただけで満足して、ロクにアウトプットしないという場合が圧倒的に多いからです。
解き方を覚えただけでは定着しません。
覚えた上で、手を動かし頭を働かせて自力で解き直すことで、ようやく多少は記憶に残るようになります。
「教わって分かったからOK」
そのような安易な思考に陥らないよう気を付けましょう。
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勉強はそんなに甘くない
ってことですね。
最後は③で、これは家庭教師や個別指導など、常に教えてもらえる人が近くにいる場合に起こりやすいです。
気持ちは分かりますよ。
自分は分からないけど、この人なら分かるハズ。
じゃあ質問しよう。
むしろ、論理的で正しい思考のようにすら感じます。
だけど、それだと何か分からない事・困った事があった時、すぐに他人を頼る癖がついてしまう危険性があるのです。
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あ、いや、別に個別指導
をディスってるわけでは
ないですよ。
某国民的アニメでもそうですよね。
秘密道具で助けてくれるネコ型ロボットが側にいてくれるのは、それはそれは大変心強いことでしょう。
何か困った事があっても、すぐに名前を呼んで助けを求めれば、何だかんだ言っても悩みを解決する道具を与えてくれます。
しかし、それは果たして本人の為になっているでしょうか?
悩み・困難を乗り越えて成長する助けとなっているでしょうか?
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あ、いや、別に国民的
人気ロボットをディス
ってるわけでは(略)
本当は自分自身の力で解決して欲しい。
教育者なら誰もが願っているハズですよね。
実際、某ネコ型ロボットはこう言っています。
「道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだぞ」
と。
(似たような名言は別記事でも紹介しておりますので、よろしければ是非ご一読ください)
【関連記事】
「名言から学ぶ24 ~涼宮ハルヒの憂鬱~」
他人に頼るのは決して悪い事ではありませんが、どうしても自身の成長に繋がりにくいというのもまた事実。
すぐに他人を頼るという楽な道を選ばずに、まずは面倒でも自分で解決できそうな道を選ぶ。
自分一人ではムリそうだと感じたら、その時には再び道を選び直せばいいんです。
既に他人を頼ることが癖になってしまっている人は、これからは少しだけ、最初に進む道を険しいものに変えてみては如何でしょうか。
ネットの学習サイトで調べる
人によっては教科書や参考書で調べるよりも、こっちの方が先かもしれませんね。
「分からない事があったら、とりあえずググる」
というのは、もう現代人の常識と言ってもいいでしょう。
(まぁ近年はスマホアプリの利便性から、グーグルで検索する機会は減っているとも言われているみたいですけど)
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「ググる」が死語になる
日もくるのかと思うと、
何だか寂しいような…。
ネットで「●●とは」とかって調べれば、それはもう膨大な数のサイトが検索結果に表示されます。
その中には、自分なんかよりもずっと詳しい、その道のプロ・専門家とも呼べる人達が書いた記事もあるでしょう。
しかし、そうでない人もいます。
それっぽいことを書いてはいるけど、実は間違った嘘の情報という可能性もあるのです。
よって、分からないことをネットで調べる際に注意すべきことは一つ。
情報の取捨選択
もう少し広い意味でカッコ良く言うと
メディアリテラシー
このメディアリテラシーを身に付けるにはどうすればいいのか、というのは他のサイトに詳しく解説されていますので、ここでは割愛させていただきます。
よくネットで調べものをするという方は、一度はメディアリテラシーについて調べ、学んでみても損はないでしょう。
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ただし、その調べた情報
も正しいとは限りません
ので気を付けて!
(メディアリテラシーを身に付ける為の知識をメディアリテラシーを持って調べる…う~む、もうコレよく分かんないですね☆)
ネットの授業動画を視聴する
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近年は結構このパターン
も多いかもしれません。
動画サイトの検索ボックスに視聴したい授業の単元名を入力したら、色んな人の授業動画がズラッと検索結果に表示されるでしょう。
(余程ニッチな単元だったら分からないですけど…)
ホワイトボードや黒板に重要事項などを書き込みながら説明していく、学校や集団指導塾と同じような授業形式のものが多いですね。
他にもWindowsのPowerPoint(パワーポイント)など、パソコンやタブレット端末のプレゼンテーションソフトを活用し編集を加えつつ、声をあてて説明するタイプの授業もあります。
教科書や参考書のように文字を目で見るだけでなく、説明を耳で聞くという感覚も追加されるため、記憶に残りやすく学習効率は良いでしょう。
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理科なら実験の様子が、
社会なら人物などの画像
も見れてイイですね。
学校や塾での授業と違い、一時停止したり少し前に戻ったり、倍速にしたりすることができるのも大きな特長です。
ただ、どうしても知識を頭に入れるインプットに偏りがちですので、その点では記憶に残りにくいとも言えます。
予習として新しい知識を得る目的には丁度良いですが、分からない部分を調べたり知識を定着させる目的の場合には、少し心許なく感じるかもしれません。
また、授業動画を配信している人の殆どはプロの教育者ではあるものの、授業が分かり易いとは限りません。
沢山の動画配信者がいる中で、どれが分かり易い授業なのかを判断するには、一つ一つの動画を実際に視聴するしかないでしょう。
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じゃあ誰かオススメの
配信者とか紹介してよ。
あんたもプロでしょ?
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いや、まぁ個人的に
分かり易いと思う人
はいますけど…。
ですが、誰にでも分かり易い授業なんてものはありません。
「分かり易い」という感覚は人それぞれ。
自分は分かり易いと思った授業でも、他の人は分かりにくいと感じることもありますし、逆もまた然りです。
多くの人が分かり易いと感じるのであれば、それだけ自分も分かり易いと感じる可能性が高いのは確かですが、結局のところは試聴してみないと分かりません。
もしも自分に合った動画配信者の授業を見つけることができれば、この対処法は意外と有力な手段になると思いますよ。
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動画探しで勉強時間が
削られてしまっては
本末転倒ですので、
くれぐれもご注意を。
ひとまず飛ばして後で解く
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コレいいのかよ!?
ってか、飛ばしたらダメ
とか最初の方で言って
なかったか?
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なにも飛ばすこと自体は
否定していません。
それよりも大事なのは
飛ばした後です。
はじめの方で言っていたのは
「問題を飛ばして無かったことにする」
ということ。
これは何の解決にもなっていませんし、出来ない事が出来ないままで学力向上にもつながっていませんので、僕も全くオススメしません。
しかし、そうではなく
「一旦は飛ばすけど、後で改めて解いてみる」
であれば、意外と悪くない手だと言えます。
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まぁ賛否はあるかと
思いますけどね。
というのも
「さっきは分からなかったけど、少し間を置いたら分かった」
なんて、そんな魔法みたいなことが案外あるからです。
これには、以下のような理由が考えられます↓
・他の問題を解いている間も、脳が無意識に分からない問題について考えている
・少し時間を空けることで、最初とは違った視点で問題を考えられる
・他の問題を解く中で、分からない問題を解く為のヒントが得られる
言うなれば、戦略的な一時撤退のようなものですね。
ただ逃げるのではなく、後のことを考えた解答への布石。
「もうちょっとで解けそうなんだけど…」
という問題があったら、他の対処法を行う前に一度この方法を試してみるのも良いでしょう。
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他の対処法と違って自力
で解くことになるので、
自信にも繋がりますよ。
ただし、一つだけ注意すべき事があります。
それは
飛ばした問題を忘れてしまわないこと。
他の問題に集中すればする程、飛ばした問題の存在を忘れてしまう危険性は高まります。
また、たとえ忘れていなかったとしても油断はできません。
なにせ一度は考えても解けなかった問題です。
その時は「後で考えよう」と心に決めたとしても、いざ後になってみると
「もういいや」
と簡単に諦めてしまうことも十分に考えられるでしょう。
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「仕方ないよね、
人間だもの」
ってなるのがオチ
ですね。
飛ばした問題のページに付箋を貼ったり、タイマーをセットしたりといった工夫をすることで、また後で取り組むという決まりを自分の中でつくることをオススメします。
最後に
というわけで、いかがでしたか?
最後に、日々の勉強に不安を抱いている皆さんへ。
「こんな問題も分からないなんて、もしかして自分って…バカ?」
そんなことはありません。
分からない事なんて誰にでもありますから、勉強の悩みを抱える方々もそうでない人も、極々普通の一般ピープルです。
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二度目の人生を送ってる
チート転生者じゃないん
ですから、当然ですよ。
それに、分からないのは何も悪いことではないので、どうか自分を責めないで下さい。
大事なのは分からない事に直面した後、どう考え行動するか。
人生において、学びは非常に大切です。
読者の皆さんが、勉強中の「分からない」に挫けず、楽しく充実した生活を送れることを願っています。
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