「人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる。不平等は悪ではない。平等こそが悪なのだ」
by シャルル・ジ・ブリタニア
(「コードギアス 反逆のルルーシュ」より)
漫画・アニメの「名言の泉」カテゴリー第10弾!
今回は少し賛否両論となりそうな内容ですが、個人的には的を射ているなーと心動かされた言葉だったので、自信を持ってご紹介します。
本日の名言は「コードギアス 反逆のルルーシュ」の登場人物シャルル・ジ・ブリタニアの台詞。
(※若干ラスボス感が漂っていますが中ボスです)
この台詞の要点を一言で表すと
「平等だと皆やる気なくなるよね」
ということ。
「平等」って平和的で聞こえが良い言葉ですけど、果たして本当にそうなんでしょうか?
社会主義や共産主義よりも、資本主義の考え方が多くの国家で採用されているのはなぜ?
学校で定期テストをするのはなぜ?
いくつか考えられますが
「競争心を掻き立てるから」
というのが一つ大きな理由として挙げられます。
(「学校で定期テストをするのはなぜ?」については、過去記事で詳しく解説していますので、少しでも気になった方は是非ご一読くださいませ☆)
同じ仕事なのに、ダラダラ働いている人とメチャクチャ頑張って働いている人とが同じ給料だったらどう思います?
僕だったら
とりあえずブチ切れ
ますね。
点数がつかない、もしくは全員100点になるようなテストに向けて、やる気を出して勉強できるでしょうか?
勝ち負けがつかないスポーツやゲームで、対戦相手と本気になって競い合えますか?
そりゃあ極一部の
「結果なんてどうでもいい! 頑張る過程が最高に楽しいんだ!」
という、とにかく自分の能力を高めることだけに喜びを感じる変人ストイックな人ならできるかもしれません。
でも、多くの人は
「じゃあ程々に頑張りますか」
くらいの気持ちでしか、テストや試合に望めなくなるでしょう。
程々でも頑張るのならまだマシで
「じゃあ頑張らなくていいや♪」
となる人も必ず現れるハズです。
気持ちは分かります。というか多分、僕もこのタイプですね。
仕事にせよスポーツにせよ勉強にせよ、もし「平等」を謳って優劣を競わなくなったら、大半の人達は真面目に頑張るのがバカらしくなるでしょう。
確かに、「平等」という状態だけを見たら、皆が同じで平和的に思えます。
しかし、だからといって「平等=平和」で善というわけでも、「不平等」が悪というわけでもありません。
「あの人みたいになりたい」
「あいつに追いつきたい」
こういった目標を持って頑張れるのは、一人ひとりの待遇や環境、役割などが異なり、それぞれ違うステータスを持つからこそです。
目標とは進むべき標(しるべ)。
目標が無い状態で、一体何を頼りに進めばいいのか?
どちらが前でどちらが後ろか分からなければ、前へ進むこと(進歩すること)はできません。
平等であることを
「みんな同じで、みんな良い」
なんて表現することもありますが、これは皆が横並びになっているようなもの。
皆が同じ場所に居て、前に誰もいない状態です。
もう前に進むとか
ムリでしょ?
「みんな違って、みんな良い」
「不平等」という言葉にマイナスのイメージがある方は多いかと思いますが、この言葉の意味を改めて考え直してみてはいかがでしょうか?
※この記事は決して「いじめOK.」とか主張しているわけではございません。
いじめは個々の強い弱いとか平等・不平等とか関係なく起こります。
「いじめ、ダメ。絶対!」
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