「確かに、一番の敵はダメな自分かもしれない。でも、ここぞという時の味方も自分なんだよ」
by 小日向光
(「あまんちゅ!」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」カテゴリー第33弾!
今回ご紹介するのは、伊豆半島の高校でダイビング部に所属する女子高生2人を中心とする日常を描いた漫画「あまんちゅ!」より、主人公の一人である小日向光の台詞です。
「自分は何てダメな奴なんだ…」
そうやって自己嫌悪に陥ったことがある人は、決して少なくないでしょう。
むしろ、今まで自分のダメな部分を一度も嫌いに思ったことがない人や、そもそもダメな部分が一つも無いという完璧超人なんているでしょうか?
いや、いないっ!!
当ブログ定番の
表現技法「反語」
人間は、自分のイイ部分よりもダメな部分にばかり目がいきがちです。
どれだけイイ部分が沢山あって、どれだけダメな部分が少なくとも、それは例外ではありません。
そして、自分のダメな部分というのは、事ある毎に自身の行動を邪魔してきます。
「ダイエットしたいけど、三日坊主の私には続かないよね…」
「身長の低い僕が、バスケで活躍するなんて無理だよな…」
「一度失敗したから、次また就職面接を受けてもダメかも…」
このように、新たな決意や行動を真っ先に妨げている原因は、殆どが自身の性格・体型や過去の経験によるもの。
そして、最初の一歩を踏み出すことなく諦めて、結局その場に立ち止まってしまう。
時に他人が邪魔をしてくることもあるでしょうが、最終的に歩みを決断して行動に移すのは、他でもない自分自身です。
結局のところ、前に向けて上げた足を押し留めようとする”ダメな自分”こそが、自身の成長を妨げている一番の敵なのかもしれません。
自分の敵は自分
ってやつですね。
ダメな自分は急に消え去ることなどありませんし、たとえ克服して姿を消したと思っていても、すぐにまた別の形で現れるでしょう。
ですが、そんな状態でいることに悲観しなくても大丈夫。
どんなに理想とは違ったとしても、沢山のダメなところがあったとしても、それでこそ今の自分が存在しているんです。
ダメな自分から目を逸らすのではなく、真っ直ぐに向き合ってみて下さい。
ダメな自分を痛感し、それでも本気で成し遂げたいこと・なりたいものを見つけた時、あなたは何を想うでしょうか。
「今のダメな自分を変えたい!」
そう切実に願い、最後の最後に背中を押してくれるのも、間違いなく自分です。
他人の助けに救われる時もありますが、だからといって自分の人生を任せて、代わりに歩かせることはできません。
この辺りは、前回の名言
紹介でも同じようなこと
を書きましたね。
【関連記事】
「名言から学ぶ33 ~宇宙よりも遠い場所~」
ましてや、他人の意見に振り回されたり依存してしまっていては、何かを成し遂げようとする強い意志が生まれることはないでしょう。
ダメな自分も理想の自分も、他人よりも自分自身が一番よく知っています。
今の自分と理想の自分とでは、まるで別の存在かと思えるくらい、全く違うように感じられるでしょう。
しかし、違うからこそ理想の自分になろうと、勇気を持って一歩踏み出すことが出来ます。
他の誰でもない、自分自身の正直な気持ちで、自分自身の為だからこそ頑張れる。
本気で何かを叶えようとする、ここぞという時の味方は自分なんです。
良くも悪くも、
自分は自分ですね。
確かに、どれだけ一生懸命に頑張ったとしても、理想の自分になれる保証はありません。
努力する様子や失敗する姿を他人に見られて、笑われたり、バカにされるかもしれません。
それでも、頑張らなければ何も変わらないままです。
他人の目を気にしていては、いつまで経っても前に進めないでしょう。
誰にでも、いつか本気で今の自分を変えようと決心する瞬間が来ると思います。
その時には、そっと背中を押してくれる自分を信じて、一歩前へ踏み出してみて下さい。
読者の皆さんが、他人に惑わされることなく、自分の気持ちを尊重して行動できることを願っています。
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