「選択肢は ずっとあったよ。でも 選んだんだよ、ここを。選んだんだよ、自分で!」
by 玉木マリ
(「宇宙よりも遠い場所」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」カテゴリー第33弾!
今回ご紹介するのは、女子高生4人組が民間観測隊に同行して南極へ行く過程を描いた「宇宙よりも遠い場所」(略称「よりもい」)より、主人公である玉木マリの台詞です。
皆さんは
今の自分に満足していますか?
自身がこれまで歩んできた人生を振り返って、現在の位置・ステータスを改めて確認して、これから目指す目標やゴールまでの道のりを想像して。
その上で、今の自分を受け入れ、肯定することができるでしょうか?
残りの人生を経て、理想とする最終目的地へと無事に到達できるでしょうか?
おそらく、自信を持って現状の自分に満足していると即答できる人なんて、滅多にいないんじゃないかと思います。

かくいう僕も、今まで
恥の多い生涯を送って
きましたからねぇ…。
よく言われることですが、人生は選択の連続です。
意識することは少ないですが、人間は誰しも今までの人生で数えきれない程の選択に直面し、いくつもある選択肢の中から一つを選んできたことでしょう。
受験や就職、結婚などといった重要なことから、普段の休日に何をするか、朝食はパンにするかご飯にするか等の些細なことまで。
そんな、これまでに行ってきた数多くの選択の積み重ねを経て、今この場に居ます。
そして、一つ一つの選択をして歩んできたのは、他の誰でもない自分自身の意志です。
ただ、これまでの選択や今の自分という現実を受け入れられず、否定したくなる人もいるでしょう。

「こんなはずじゃ
なかった…」的な
感じですね。
「家族や先生に言われたから」
「ライバルに負けたくなかったから」
「自分ではなく社会が悪い」
ですが、自分以外の人間に己の人生を任せて、代わりに歩かせることはできません。
前回の名言紹介におけるウサギのように、たとえ誰かと比べたり周囲の価値観に合わせて選んだ不本意な選択だったとしても、最終的に選択したのは自分自身。
どのような結果が訪れたとしても、他の誰も責任を取ってくれることはない、完全に自己責任です。
※もし、暴行や恐喝まがいの手段でムリヤリ選ばされたというのなら、そんなことをする人からは一刻も早く逃げましょう。

というか明らかに刑事
事件ですので、警察に
訴えるべきですね。
何だかんだ偉そうなことを言っていますが、僕は別に
「現状の自分に不満があっても、自業自得だから諦めろ」
と言いたいわけじゃありません。
(そんな風に考えていたら、僕なんか大分前から人生を諦めてます)
僕が伝えたい事は2つ。
まず一つ目は、皆さん誰しもが自分自身で沢山の選択を行ってきて、その結果として今この場にいるという事実を受け入れて欲しいということ。
そして二つ目は、これまでの人生で決断してきた選択は変えられないけれど、これからの選択を意識して大切にすることは出来るということ。

まぁ言うは易し、でも
行うは…ですけど。
何か自分にとって嫌なこと・不都合なことが起こった時、他の誰かや何かのせいにするのは簡単ですし、自分には非が無いと思い込むことで楽になれるでしょう。
しかし、それは直面した問題から目を背けているだけで、何の解決にもなりません。
むしろ、自身の改善はなく他人の信頼を失うことにもなり、今後より悪い方向へと進んでしまうことも十分に有り得ます。
まずは起こった事実に対して他責に走るのではなく、客観的に見て何が悪かったのか、どうすれば次から防げるのかを考えることが大切です。
その上で、これからの選択には責任を感じながら、思い切って勇気ある行動をとってみて下さい。

過去の失敗があったら、
ついつい消極的な判断を
しがちですけどね。
勿論、なかなか上手くいかないことや、時には後悔することも多々あるでしょう。
それでも、自覚を持って一つ一つ選択を続けていけば、いつかは望む未来に辿り着くことができるハズです。
今は失敗だったと思える選択も、あれで良かったと思える日が来るかもしれません。
過去の選択そのものは変えられませんが、主観的な選択の良し悪しについては、これからの行動次第でいくらでも変えられます。
皆さんが、最後まで悔いのない選択を続け、自分の理想を叶えられることを願っています。


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