「泣いていい。逃げてもいい。ただ諦めるな」
by 桑島慈悟郎
(「鬼滅の刃」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」カテゴリー第23弾!
本日は2020年に歴史的大ヒットを記録した、週刊少年ジャンプ原作でアニメ・映画・舞台など様々なメディアミックスを展開する「鬼滅の刃」の登場人物から、桑島慈悟郎の台詞をご紹介します。
(主要キャラの一人である我妻善逸の師匠にあたる人物ですね)
皆さんは「泣くこと」や「逃げること」に対して、どんな印象を持っていますか。
おそらく、多くの人は
カッコ悪い
恥ずかしい
情けない
といったマイナスのイメージを抱かれているかと思います。
しかし、これらの行動は果たして本当にカッコ悪く、情けない行為なのでしょうか?
僕は、決してそうは思いません。
そりゃまぁTPOにも
依りますけどね。
「泣くこと」は、自分が抑えきれなくなった感情を効率良く発散する為の一つの方法です。
絶対に泣いてはいけないとしたら、それは非常に辛いことでしょう。
どれだけ怒りや悲しみといった感情が溜まって溢れ出しそうになっても、「泣いてはダメだ」と必死に堪えなければならない。
そんなことをしていては、心身に多大な負荷を与えてしまいます。
人間は、適度に泣くことで抑圧されたマイナスの感情を解放したり、ストレスを発散しているのですから。
泣きたくても泣けない
って人もいるみたいです
けど、ホントしんどい
でしょうね。
「逃げること」についても、一概に悪いこととは言えないでしょう。
ロールプレイングゲームなどでは、敵から逃げたら経験値が全く手に入らず、一見すると負けに等しいように思えるかもしれません。
ですが、目の前の敵よりもっと先にある目的を達成する為には、時に逃げることも大切です。
「戦略的撤退」なんて言葉もありますが、その場で再起不能にならないよう、また態勢を立て直す為にも意味のある行為と言えるでしょう。
「逃げるが勝ち」
とまでは言いませんが
「逃げるが負け」
というのも、随分と極端な考え方ではないでしょうか。
「逃げるが引き分け」
くらいが丁度良さそう
ですね。
このように、泣くことにしても逃げることにしても、着目すべきは「今の自分を守る行動」だということです。
己の身を顧みない捨て身覚悟の特攻は、はたから見る限りでは、さぞカッコ良く見えることでしょう。
しかし、そこで無理したばかりに倒れてしまい、先へ進めなくなってしまっては元も子もありません。
対して、泣くことや逃げることは第一に己の身を案じて行なう行為であり、ひいては今より遥か先へ進むための一つの選択です。
もちろん、所かまわず泣いたり逃げたりするのがイイという訳ではありませんが、決して非難されるようなことではないでしょう。
というか、泣かず逃げず
で全て上手くいく人とか
いないですよね。
それでは、「諦めること」はどうでしょうか?
確かに、諦めることも今の辛く苦しむ自分を守る為の行動のように思えます。
ですが
諦めたらそこで試合終了です。
ド定番の名言…!
一度諦めてしまったら、その先へ進むことは出来ません。
それどころか、諦めるということは今まで頑張ってきた自分や、今まで応援してくれた周囲の人達の期待を裏切ることにもなります。
※別に「何でもかんでも諦めるな」と言っているわけではないですし、「諦めなければ絶対に夢は叶う」とかいう理想論を振りかざしたいわけでもないので、その点はどうかご了承ください。
ただ、安易に「諦める」という選択はして欲しくない。
頑張れば何とかなるとは限らないけれど、頑張らなかったら間違いなく何ともならない。
継続を止めた先に成長した自分はいない。
過去に紹介してきた名言に相通じるものがありますね。
辛い時には泣いていい、逃げてもいい。
今を苦しむ読者の皆さんが、ひたすらに諦めず挑戦した先に、明るい未来が待っていることを願っています。
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