名言から学ぶ38 ~夢なし先生の進路指導~

名言の泉 名言の泉
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「努力は簡単に人を裏切る。しかし、妥協は裏切らない。人は理想の姿ではなく、妥協した姿になります」

by 高梨
(「夢なし先生の進路指導」より)

 漫画アニメの名言を紹介する「名言の泉」第37弾!

 今回ご紹介するのは、小学館発行の週刊ビッグコミックスピリッツにて連載中(2024年5月現在)の漫画「夢なし先生の進路指導」より、主人公である元キャリアコンサルタントの経歴を持つ高校教師の高梨先生の台詞です。

(アニメ化していない漫画作品から紹介するのは「名言から学ぶ27 ~ANGEL VOICE~」以来2度目ですね)

 皆さんには理想の自分・なりたい自分というものがありますか?

 過去の名言紹介の中でも、似た話題として将来の夢について取り挙げたことがあったかと思います。

 なんでも、20歳の成人を迎えた大人であっても、将来の夢を持っている人は半数程度だったというアンケート結果もあるとか。

 ただ、逆を言うと半数近くの人には将来の夢があるということ。

 加えて、将来的に就きたい仕事・職業のように具体的なものじゃなくても

「この人みたいになりたい」

といった、憧れの人物をイメージした理想像の有無も含めると、もう少し多くなるかもしれません。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

イメージしやすいのは
家族とか部活の先輩、
アスリート・芸能人
あたりですかね。

 では、そういった理想の自分・なりたい自分になるまで、自己研鑽の努力を続けられる人は一体どれだけいるでしょうか?

 理想というからには、それは

「ぼくのかんがえたさいきょうのじぶん」

であり、その自己実現に要する努力が並大抵じゃないということは想像に難くありません。

 しかも、努力を続ければ必ずしも報われるとか、理想の自分になれるという保証は何一つ無い

 努力すれば何とかなると楽観視できる程、この世の中は単純でも甘くも無いというわけです。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

う~ん、世知辛い…。

 皆さんはVUCA(ブーカ)という言葉をご存じでしょうか。

 これは

Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

以上4つの単語の頭文字をとった造語で、先行きが不透明で予測不能な社会を表す言葉です。

(今回ご紹介している漫画「夢なし先生の進路指導」の作中で、主人公の高梨先生も進路指導の際に取り挙げていました)

 ちょうど昨今の日本にも当てはまることで、高梨先生の台詞を借りて現在の日本社会を一言で例えるのなら

お先真っ暗

 ただ自分が好きなこと・興味のあることを我武者羅に頑張るだけで、この暗闇から抜け出すのは困難極まりない。

 大方、途中で盛大に転倒するか、当初の目標とは見当違いの方向へ進んでしまうか

 努力して勢いよく走る程、転んだ時にはメチャクチャ痛いし、目標からは大きく遠ざかってしまいます

 それ故に、夢だからと盲目的に信じ続けるのは非常に危険と言わざるを得ない

「夢には、くれぐれも気を付けてください」

ゆうき塾長
ゆうき塾長

by 高梨先生

 そして限界が近づいてくると、まだ道半ばにして徐々に足の動きが鈍くなり、否応なく頭をよぎってくるのが

妥協

 それは、自分で思い悩んだ末に決断するというわけではなく、自身でも気付かないうちに意図せずして選択されるかもしれません。

 不本意に行った選択をひた隠すかのように、ほぼ無意識に今いる場所を目的地であると思い込んだり、理想に届かない現実の自分を正当化することもあるでしょう。

 少しずつ、でも確実に、足が鉛のように重くなり前へと踏み出せなくなっていく。

 ついには立ち止まり、ふと己を見つめ直した時に映るのは、かつて思い描いた理想とはかけ離れた

妥協した姿

 努力とは比べ物にならない程、妥協は残酷なくらい確実に未来の自分を形作ります

いや…これもう
絶望しかなくね?

ゆうき塾長
ゆうき塾長

そうでもないですよ。

 こんな絶望的にも思えるブーカの時代であっても、自分らしく生き抜くことは十分に可能です。

 その為に心掛けるべき重要な点は

①多くのことを知り、現実を正しく理解した上で大まかな方向性を定めること。
②検討に検討を重ねて、自分が進もうとする道のリスクを十分に理解・把握して覚悟を持つこと。
③偶然の出会いや予期せぬ出来事をチャンスと考えて、柔軟に行動すること。

 ですが、それでも過酷な社会の波に呑まれてしまい、お先真っ暗な状態で途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。

 万が一そういった事態に陥った時、次にすべきなのは

諦めること

 諦めるというと、どうしても「断念する」などのネガティブな意味を想像してしまうかと思います。

 ですが、そうでもありません。

 諦めるという言葉の語源は「明らかにする」

 つまり、諦めるとは「明らかにしてよく見極める」という、本来とてもポジティブな意味を持った言葉です。

 本当の気持ちを押し殺して断念するのとも、周囲に合わせて楽な方に流れるのとも違う。

 自分の実力や状況を見極めて、改めて自分の道を明らかにする。

 そうして勇気を持って再び歩み始めれば、はじめに夢見た場所まで辿り着くことや、以前とは違った新しい景色を見ることが出来るかもしれません。

「なにかを諦めるのも、悪くないですよ」

ゆうき塾長
ゆうき塾長

by 高梨先生

※今回の名言紹介では、作中の言葉や表現を随所で参考にさせていただきました

 当記事で本作に興味を持った方は、ぜひ一度ご覧ください。

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