「諦めたくなかったら、足を動かし続けるしかない。立ち止まるのが、1番 苦しいから」
by 鹿野千夏
(「アオのハコ」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」第40弾!
今回ご紹介するのは、週刊少年ジャンプにて連載中(2025年現在)、アニメ化もしている青春スポーツ系ラブストーリー漫画「アオのハコ」のヒロイン鹿野千夏の台詞です。
勉強にせよスポーツにせよ、何かを頑張るにあたって少なからず目的とか目標ってありますよね。
そりゃあ
「親に言われて仕方なく」
「友達に誘われて何となく」
とかって理由だったら別でしょうけど、そうじゃなくて自分自身が諦めずに頑張ろうと思ったものであれば、必ず目的や目標の一つや二つはあるでしょう。

勉強よりスポーツの方が
多いと思いますけど…。
理想を持って自分が目指す目的や、そこに至るまでに立てた目標へ向かって頑張ることは、それだけでも青春と呼べるような素晴らしいものです。
勿論、楽しいことばかりではなく、努力を続けていく中では辛い・苦しいと感じることも沢山あります。
それでも、確かな成長を感じることが出来れば、多少なりとも手応え・やりがいといった充実感を得られるでしょう。
つまり、目的や目標に向かって行く上で重要なのは
“少しずつでも近づいていると自分自身が実感できること”
じゃあ、もしも途中で立ち止まってしまったら?
自分の理想とする目的や目標に、コンマ1ミリも近づいていかない現状。
周囲のライバルとの差がドンドン広がっていったり、遥か後ろにいたと思っていた人に追いつかれ・追い越されていく状況。
得も言われぬ焦りや恐怖、この先に対する不安を感じるだろうことは想像に難くありません。

あ~~~ハイハイ、
分かった分かった。
結局は根性論ですか。

そういうつもりじゃ…。
まぁ“諦めずに頑張ろう”
に近いニュアンスの名言
も沢山ありますけどね。
※いずれも根性論を推奨する台詞ではありません。
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根性論が素晴らしいと言うつもりはありませんが、でも根性があるというのは素晴らしいことだと思います。
それに、なにも”絶対に途中で諦めるな”と言いたいわけじゃないですよ。
「もう疲れたから、やーめた☆」
そうすぐに思えることであれば、無理に続ける必要はありません。
むしろスッキリするというか、早い段階でやめて良かったと後々になって感じることでしょう。
(「諦める」の語源は「明らかにする」であって、本来とてもポジティブな意味を持った言葉ですし)
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あ、でも小中学校の勉強
に関しては、たとえ嫌々
でも 卒業まで頑張って
欲しいですけどね。
しかし、もし今やっているのが自分にとって決して諦めたくないと思えることだったとしたら、そう単純にはいきません。
諦めたくないという気持ちが強ければ強い程、立ち止まり諦めてしまった時の焦りや不安、後悔は大きくなります。
一生懸命に打ち込んでいるものであれば、それらのネガティブな感情は、安堵や解放感などよりも遥かに大きいでしょう。
そんな人にとっては、どれだけ思い通りにいかなくて頑張るのが辛かったとしても、諦めたくないと思える程の何かに対して完全に立ち止まるのは最も苦しいことなのです。
であれば、その焦りや不安を拭い去るには、逆説的なようですが足を動かし続けるしかない。
とは言え、がむしゃらに頑張れば良いというわけでもないですよ。
焦りや不安を必死で抑えて、日々の体調管理も怠らず、継続的・計画的かつ適切に頑張ること。
ひたすら無我夢中に頑張るよりも、かえって難しいかもしれません。
でも、それ程までに諦めたくない・頑張りたいと思えるものに出会えるのは、とても貴重なことです。
であれば、折角なら苦しみながらではなく、楽しく前向きに目的・目標へ向かって歩んで行きたいですね。


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