突然ですが、日本人の皆さんは
「ごしゃ」
と聞いた時、どんな漢字を思い浮かべますか?
といっても、日本語で「ごしゃ」と読む単語は殆どありません。
フツーに思いつくとしたら、せいぜい「誤写」と「誤射」くらいでしょう。
(まぁ今までの人生において、この2つの単語を使用したことは皆無ですけど)
ただ、学校の先生や学習塾の講師といった教育関係者であれば、もう一つあるんじゃないでしょうか。
そう
「五者」
です。
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何それ? (パラパラ…)
おいっ! 国語辞典に
載ってねぇじゃん!
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は、ハイ。確かに
辞典には載ってない
です。ゴメンナサイ。
実はこの単語、出典・元ネタは定かではありませんが、昭和末期頃から教育現場で使われだした言葉
『塾講師・教師は五者たれ』
を象徴とする考え方「教師五者論」に出てくる単語です。
(なにやら「教師の五者」とか「五者の論」「五者の精神」など、他にも色んな呼び方があるみたいですけど)
といっても、僕は学習塾に勤めていた時に上司から初めて聞きましたので、あまり知られていないかもしれません。
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大学の教育学部で勉強
していた時には、全く
聞いたことがなかった
ですね。
ですが、この「教師五者論」の視点や考え方は、教育に携わる人にとって非常に重要なものです。
教師や塾講師を志す皆さんはモチロン、子供を持つ保護者の皆さんも知っておいて決して損は無いでしょう。
ということで、どうか皆様ぜひ最後までご一読くださいませ。
教師五者論の詳細と解説
「教師五者論」でいう『塾講師・教師は五者たれ』の「五者」とは、一般的に以下の5つを指します↓
・学者
・医者
・易者
・芸者
・役者
これらは、教育者に求められる役割・能力を5つの「者」に例えた言葉です。
(資料によっては多少アレンジされているようで、「芸者」が「牧者」や「達者」に置き換わっている場合もあるみたいですね)
さて、では五者それぞれが表している、教育者に求められる役割・能力とは一体なんなのか?
以下で一つずつ見ていきましょう。
学者
まず、「学者」が示す教育者に必要な役割・能力とは
常に学び続ける姿勢で、多くの知識を身に付けること。
教育者には、生徒よりも高い学力と膨大な知識が求められます。
たま~に見かける主張として
「年配の社会人講師よりも、大学生講師の方が生徒と歳が近いから、生徒に近い目線や思考で分かり易く教えることができる」
というものがありますが、正直この考えには疑問を抱かざるを得ません。
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いや、決して嫉妬とか
そんな感情論じゃない
ですよ、マジで!
(必死)
確かに、自分と年齢が近い講師に親近感が持てるというのはあるでしょう。
同じ教わるのなら、どうせならイケメンや美人の方が嬉しいというのも分かります。
(若くもイケメンでもない立場からすると、何ともやるせない気持ちになりますけど…)
ですが、若いかどうかと勉強を分かり易く教えられるかどうかは、全くの別物です。
大学生なら高校内容を一通り勉強しているから高校生相手に教えられるハズだとか、そんな単純な話ではありません。
大事なのは、教える側に蓄えられた経験と知識。
それも、生徒と比べて圧倒的に多くの量が必要となります。
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それこそ、2倍だとか3倍
だとか、そんなチャチな
差じゃあ断じてねぇ。
一を聞いて十を知ることが出来る、そんな生徒は極々わずか、いや皆無と言ってもいいでしょう。
半数以上の生徒は逆で、十を聞いて一を知るくらいの感覚です。
であれば、教育者に必要な知識は少なくとも十、欲を言えば百!
そして、もし百の知識と豊富な経験を得たとしても油断はできません。
スポーツや芸術などと同じで、知識や経験というものは時間の経過と共にドンドンと衰えていきます。
ましてや、教育者としての歴が長くなることで
「もう自分には十分な知識と経験があるから大丈夫」
と慢心するのは要注意です。
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まだまだ若輩者ですが、
僕も重々気を付けます。
ウォルト・ディズニー社のCEO(最高経営責任者)であるボブ・アイガー氏は言いました。
“The riskiest thing we can do is maintain status quo.”
(我々にできる最も危険なことは、現状維持である)
パナソニック(旧松下電器産業)グループの創業者である松下幸之助は言いました。
「現状維持は後退の始まり」
慶應義塾の創設者である福沢諭吉は言いました。
「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」
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珍しく漫画・アニメ以外
の名言を引用してる…。
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まぁ、たまにはね。
向上心を無くし、現状維持に甘んじた瞬間から、あらゆる知識やスキルは待ったなしで衰退していきます。
教育者に求められるのは、常に新しい知識を得ようとする姿勢・努力と、その結果である膨大な知識です。
そのことを差し置いて、若い方が指導する上で有利というのは全く持ってナンセンス。
逆に、指導歴が長いだけで己を磨く努力を怠った者もまた、教育者として未熟だと言えるでしょう。
塾講師や教師の皆さんは、自分と生徒達の年齢差に悩まず、是非これからも学者のように学び続けて下さい。
医者
続いて、「医者」が示す教育者に必要な役割・能力とは
生徒の学習状況を的確に把握し、適切なアドバイスをすること。
実は、もともと教育者と医者は非常によく似ていると言われています。
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“年収が”ではないです
けどね、残念ながら。
医者の主な仕事は、患者の容体を把握し、病気の予防や治療の方法について助言すること。
一方で教育者の主な仕事は、生徒の学習状況を把握し、学力向上の為に指導すること。
このように、どちらも顧客の状態を把握して改善の方向を示す、一種のサービス業従事者です。
医者が問診や触診・打診などを行って身体に異常がないか診察するように、教育者も生徒との面談やテスト結果の分析を通して、生徒の学力や勉強の仕方に問題がないか考察しています。
医者は患者の健康を、教育者は生徒の学力を、それぞれ維持・向上させるために提案や指導を行う。
この似通った両者に共通して求められる能力、それは
目の前の顧客を診る力。
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え? いやいや、大事
なのは病気を治す力
(成績を上げる力)
じゃないの?
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まぁそれが目的では
あるんですけどね。
一つ断っておきますが、病気を治すのは医者ではありません。
患者自身です。
どれだけの名医が担当したとしても、患者自身に病気を治そうという意志が無ければ、治るものも治らないでしょう。
医者の診断結果を真摯に聞き、出された処方箋やアドバイスを忠実に守って回復に努めることで、はじめて病気が完治します。
教育者も医者と同じで、頑張って勉強して成績を上げるのは、あくまでも生徒自身。
どれだけ教える側が分かり易い授業をしたとしても、それを自分の力として吸収するかどうか・出来るかどうかは生徒次第。
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医者や教育者が
「自分のおかげ」
と考えるのは驕り
に他なりません。
前述したように、常に新しい知識を蓄えて指導の質を向上させることや、指導に全力を尽くすことはモチロンとても大切です。
ただ、それよりも前に教育者が行うべきなのは、しっかりと生徒の学習状況と問題点を把握すること。
教育者の皆さんは、医者が患者を診察するように、目の前の生徒を丁寧に・正しく診る力が強く求められるでしょう。
易者
「易者」とは「占い師」のことで、これが示す教育者に必要な役割・能力とは
生徒に様々な可能性を示し、将来の選択肢を広げること。
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将来のことは自分で
決めるべきだろ?
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もちろん、最終的に
責任を持って決める
のは各々の生徒自身
ですけどね。
一般的に、子供は大人と比べて人生経験が乏しく、社会の知識や物事に対する視野が狭いです。
大人は当然知っているようなことであっても、子供は全く知らないということが数多くあります。
「なりたい職業や将来の夢が無い」
という中高生は非常に多いですが、それは別に彼ら・彼女らが何に対しても興味を持てない、ロボットのような存在ということではありません。
この世にある様々なジャンルの仕事や多様な生き方について、全てを人生の選択肢として比較検討したけど、それでも何に対しても全然関心を抱けない。
そんな子供は、滅多に存在するものではないでしょう。
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まぁ実際に体験して
みないと分からない
やりがいや楽しさも
ありますし。
自分の未来を思い描けない子供の殆どは、なりたい職業や夢が無いのではなくて、ただ知らないだけです。
であれば、なりたい職業や将来の夢が無いと嘆く生徒を前にして、教育者がすべきことは一つ。
生徒の興味関心や適性をもとに、必要な知識や不足している視点を与えることで、その子の将来の可能性を広げること。
これからを生きる子供達には、今の自分自身では想像もできないような、無限の可能性と選択肢があります。
教育者の皆さんには、ぜひ易者のように生徒の人生の先を見通して、明るい未来への道を指し示してあげて下さい。
芸者
次に、「芸者」が示す教育者に必要な役割・能力とは
生徒の学習に対する関心・意欲を高め、楽しく勉強させること。
小中学校時代を過ごしてきた皆さんにとっては周知のことかと思いますが、子供にとって勉強は嫌いなモノ・なるべくならやりたくないモノである場合が殆どです。
「僕・私は勉強が大大だぁ~い好き♡」
なんていう子は、一握りの極々少数でしょう。
(どれか1教科限定で「この科目は好き!」っていう子なら結構いますけど)
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ただ、そんな子の半数が
「体育は好き!」
のパターンというね…。
それは、勉強をする為の場所である学習塾に通う子であっても例外ではありません。
勉強が嫌いだったり、苦手意識を持っていたりすると、授業のスタート時点で既に頭も体も拒否モードになっているでしょう。
そんな子供達に教育者がすべきことこそ、生徒の勉強に対する関心・意欲を高め、楽しく勉強を始めさせることです。
「芸者」にとっての芸をする演技力、つまりは教育者にとっての授業をする指導力が大切なのは言わずもがな。
ただ、芸や授業を成功させるカギを握っているのは、それだけではありません。
観客・生徒の興味を惹いて、楽しむための舞台を整えることも、同時に意識する必要があります。
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つまりは、いかに前座で
イイ感じに盛り上げるか
ってことですね。
授業に関して言うと、すぐに本題に入り詳しい説明を始めるのではなくて、まずは学習内容に関する雑談や学習するメリットを伝えることです。
そこで生徒達に興味を持ってもらえれば、その後の本格的な授業へとスムーズに移行することができるでしょう。
(ただし、雑談の時間がメインの授業時間より長くなっては本末転倒なので、加減には気を付けないといけませんけど)
芸者のように教育者も生徒の本能を刺激し、少しでも前向きに楽しく学ぶ姿勢を整えられるよう、常に工夫をしていきたいですね。
役者
最後に、「役者」が示す教育者に必要な役割・能力とは
生徒を惹きつけて飽きさせない、魅力ある授業をすること。
前述のように、授業はじめの雑談で生徒に興味を持たせることが出来ても、それだけで子供の集中が長続きすることはないでしょう。
肝心の授業が超絶つまらなかったら、瞬く間に全てが水泡に帰してしまいます。
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仕方の無いことですが、
何とも恐ろしい…。
授業というのは、ただ生徒達に知識を詰め込む作業ではありません。
教科書を読み上げるように、淡々と知識を伝達するだけならロボットでも出来ます。
何ならyoutubeの「ゆっくり解説」の方が、声が独特でキャラクター性もあって優秀かもしれないです。
(まぁ好き嫌いは分かれますけど)
授業は一種のエンターテインメント
そう考える教育者も少なくない程に、授業では目の前の生徒達を惹きつけ、記憶に残るよう印象付ける必要があります。
それこそ、あたかも教室という舞台の上で、役者として教育者を演じるように。
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授業慣れしてない人は、
そう考えていた方が緊張
とかしないかもしれない
ですね。
では、具体的にどんなことを意識して演技すれば良いでしょうか?
まず一番に気を付けるべきなのは、声の大きさや抑揚、間の取り方です。
授業の中で強調すべき重要な箇所は、テンションを上げて大きめの声で、ゆっくりと話す。
時には少し大袈裟なジェスチャーを交えて、表情豊かに伝えることで、生徒達は飽きずに聞くことができます。
普段は感情を表に出さず、物静かで落ち着いている
そんな人であっても、自分本来の性格や雰囲気とは全然違うキャラクターを演じてもいいんです。
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授業が始まると別人
のようになる塾講師
も結構いますよ。
(ただし、教科別に複数人で授業をする場合は、あまり他の人とキャラが被り過ぎないよう気を付けましょう)
どんなキャラクターを演じるにしろ、大事なのは生徒を惹きつけて飽きさせない、魅力ある授業をすること。
自分がイメージする理想のキャラクターを演じて、あたかも舞台上の役者のように、授業で生徒を魅了できると良いですね。
「五者」以外の教育者に必要な役割・能力
さて、ここからは私ゆうき塾長の独断と偏見による、教育者に必要な「五者」以外の役割・能力について解説していきます。
これでも小中高の教員免許を所持し、学習塾講師として10年以上指導に携わっておりますので、少しは信憑性があるハズです。
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大変恐縮ですが、どうか
最後までご一読よろしく
お願いします。
「五者をマスターしたから完全無敵!」
とはいかないのが教育の難しいところ。
ぜひ五者に加えて以下の内容も、ご自身の教育・指導を振り返る参考にしていただけたら幸いです。
それでは、どうぞ!
安易に教え過ぎないこと
教えるとか指導するというと、こちらから一方的に知識を与えるという印象が強いでしょう。
勿論、そういったティーチングスキルも時には大事ですし、決して疎かにしていいことではありません。
ただ、生徒の疑問に対して何でも安易に教えるのは考えものです。
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教育関係者の方なら
過去に何度も聞いた
ことのある耳タコの
情報ですね。
過去記事でも解説した通り、生徒が分からない問題に直面した時の対処法は幾つかありますが、他人から教わるという方法は基本的に優先順位が低くなります。
理想は、生徒が自分で調べるなどして、自らの力で理解すること。
それが難しい場合に、まず教育者が行うべき指導方法は、一方通行のティーチングではありません。
生徒の気付きに繋がる言葉がけ・質問をする、いわゆるコーチングです。
「なるほど!分かった!」
「すごい分かりやすい!」
そんな風に生徒が言ってくれたら、もう麻薬レベルで快楽物質がドバドバ出ること確定ではありますが、どうか早まらないで下さい。
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一度ハマったら中毒性
ハンパないですよ~。
自身の快感を優先するのではなく、生徒の将来まで考えた上で、その場に応じた最適な教え方をするよう心掛けましょう。
自身の甘さを捨てること
学校の先生にせよ学習塾の講師にせよ、純粋に生徒から好かれたいと思うのは自然な感情です。
(少なくとも、嫌われたいと思う人は極々稀だと思います)
しかし、だからといって嫌われることを恐れて、言うべき事を言えなくなるのは絶対に避けるべきでしょう。
それは優しさではなく甘さであって、生徒の為にも教育者自身の為にもなりません。
たとえ厳しく接したとしても、生徒の成長を第一に考えた指導であれば、おのずと生徒からも慕われるハズです。
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どんな生徒からでも
とまでは言いません
けど…。
教育者といえども人間ですので、生徒の目に余る行動を前にして、感情的に怒りたくなることもあるでしょう。
それでも一度グッと堪えて、生徒の成長を願って適切に叱ることが出来るよう、教育者自身も人間的に成長していきたいものですね。
生徒全員を統率すること
家庭教師などのマンツーマン指導を除けば、教育者一人に対して生徒が複数人いる、そんな教育現場が殆どでしょう。
個別指導であれば生徒の数は3人程、自立型個別指導や集団指導では数十人規模の生徒を相手に、教育者一人で授業することも珍しくありません。
また、学校教育においても集団指導形式の学習塾と同様です。
小学校では1クラスあたりの生徒数が35人以下、中学校と高校では40人以下となっていることから、教育者には少なからず集団に対する統率力が求められます。
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1教室35人~40人か…
やっぱり学校の先生も
大変ですねぇ。
しかし、2桁を超えるような生徒達を相手に上手く統率をとるのは、僕を含めた凡人や一般ピープルには正直かなりハードルが高いです。
(類い稀なるリーダーシップとカリスマ性を兼ね備えた人であれば、生徒が何十人であっても問題なくまとめられるのかもしれませんけど)
そこで、重要となってくるのは
明確な規則を設けること。
皆が守るべき規則を共有することで、教育者が統率にかける意識や負担が減り、その分だけ指導に専念することが出来るでしょう。
また、教室内の治安維持、ひいては快適な学習空間を確保することにもなります。
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国に法律があるように、
教室にも最低限の規則は
必要です。
ただし、法律があっても犯罪が後を絶えないように、規則があっても安心して勉強できる教室が約束されるわけではありません。
どれだけ最適化された規則が掲げられていたとしても、それを生徒達に徹底させられるかどうかは、結局のところ教育者の力量次第。
規則というものは、教育者が教室内の生徒達を効率良く統率する為のツールです。
そのツールを使いこなして、沢山の生徒達をまとめ上げる力も、教育者には求められるでしょう。
最後に
![五者](https://courage-education.com/wp-content/uploads/2022/12/five-1024x538.jpg)
というわけで、いかがでしたか?
『塾講師・教師は五者たれ』
五者の内容を詳しく見ると、どれも確かに教育者にとって必要な役割・能力という感じで、非常に含蓄のある言葉でしたね。
初めて聞いたという若かりし僕のような教育者の方も、既に知っていたという教育熱心な皆さんも、今一度ご自身が五者たることが出来ているか振り返ってみては如何でしょうか?
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僕は…まだまだですね。
今後も精進します。
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