「ああ…退屈って人をダメにするのね。勉強とか仕事とかで縛られることで、ようやく人は人らしく生きられるんだわ」
by イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
(「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」より)
漫画・アニメの名言を紹介する「名言の泉」第26弾!
本日ご紹介するのは漫画・TVアニメ・劇場アニメ・小説・ゲームと展開するメディアミックス作品「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」より、主人公イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(愛称イリヤ)の台詞です。
皆さん、一度は考えたことがありませんか?
「勉強・仕事しないでダラダラ過ごしたい…!」
うんうん、分かります。
僕は勉強することに特別疑問を抱いたことはないですし、自分の好きなことを仕事にしているので働くのが嫌ではないですが、それでも幾度となく考えたものです。
自分のやりたいことを
やってるんですけど、
まぁ仕方ないですね。
人間だもの。
ましてや、勉強する意味を見い出せない子や、好きでもないことを仕事にしている社会人の方々は数え切れないほど考えたことでしょう。
(「なぜ勉強するのか?」ということについては過去記事で解説していますので、疑問を抱いている方は是非ご覧ください↓)
では、仮に
今後一切勉強や仕事をしなくて良い
となったら、どうでしょう?
いや、フツーに
最高でしょ?
さて、果たして本当に
そうでしょうか…?
確かに、最初の数日間、もしくは数週間までは好きなことだけして楽しくダラダラと過ごせるかもしれません。
しかし、殆どの人は次第に楽しさを感じられなくなっていくハズです。
それは何故か?
飽きるから。
ゲームも漫画もアニメも動画視聴も、日々の勉強や仕事の合間であれば至高の楽しみであることは間違いありません。
でも、それらばかりをずっと楽しめる人は極めて稀でしょう。
僕も漫画・アニメ大好き
ですが、そればっかりと
いうのはちょっと…。
娯楽で得られる快感は一時的なもので長続きしません。
そればかりか、やりたいことをやっていても心がモヤモヤして、次第に思いっきり楽しむことができなくなることも有り得ます。
(詳しくはコチラの名言をどうぞ↓)
【関連記事】
「名言から学ぶ3 ~ちはやふる~」
それに、たとえ勉強・仕事をしなくても生きていけたとしても、本当に一切しないことが楽しみ・幸せになるとは限りません。
皆さんは「FIRE」という言葉をご存知でしょうか?
何なの突然?
「火」でしょ?
確かに、その意味の方が
一般的ですけど…。
FIREとは
「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとったもので、直訳すると
「経済的自立と早期リタイア」という意味です。
もう少し説明を加えると、株や不動産といった資産収入(不労所得)だけで基本的な生活費が全て賄えている状態を指します。
つまり、このFIREの状態を達成した人達って働かなくても生活に必要な収入が得られるので、ぶっちゃけ別に働かなくてもいいんです。
(好きなだけ豪遊できるってわけでもないですけど)
じゃあ、FIREを達成した人達は皆すぐに働かなくなるのかっていうと、実は意外とそうでもないんですよ。
もちろん、お金はあるけど苦痛でしかない嫌な仕事を渋々続けるっていう奇特な人はいないでしょうけど、それでも何かしら新しい仕事を始める人が多いようです。
り、理解できん…。
想像してみて下さい。
最初は楽しかったゲームや漫画、アニメも次第につまらなくなっていく。
他にも色んな遊びをするも、どこか満たされない気持ち。
「自分はこの世界に必要なのだろうか」という疑問と不安。
病みますよ。
娯楽などの遊びで得られる快感と、勉強や仕事で得られる快感は違います。
どちらが良い悪いということではなく、どちらも人間が健全に生きていく上で必要不可欠なものと言えるでしょう。
日本国憲法第25条には
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
と規定されています。
生存権ってやつですね。
生徒の皆さん、ちゃんと
覚えてますか~?
勤労や教育は国民の権利・義務であると同時に、健康で文化的な最低限度の生活を営む上で重要な役割を果たしているということです。
勉強や仕事は人を縛ることもあるけれど、人が人らしく生きられるのもまた勉強や仕事のおかげ。
そう考えると、嫌だった勉強や仕事に対する見方も、少しは変わってくるのではないでしょうか?
コメント