中学生の皆さん、もしくは彼ら彼女らの保護者の皆さん。
学校の定期テストに向けた勉強、どのくらい取り組んでいますか?
まさか
前日にちょっとノートを見返す程度
という超絶な舐めプしてる子はいないと信じたいところです。
※完全に勉強が習慣化している、毎日の復習を欠かさない素晴らしい子は別ですよ。
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そういう子にとっては
テスト勉強=普段の勉強
程度の感覚でしょうね。
そんな子もいる一方で
「テストとかマジいらねぇ!こんなん先生の嫌がらせだろ」
と言う、前世で先生にテストで叩かれて致命傷を負ったのかな?ってくらい先生とテストを憎んでいる子もいるでしょう。
ただ、塾講師として、それ以前に大人としてハッキリ言わせてもらうと
学校のテストは超重要です。
確かに、定期テストを実施することにはデメリットもありますが、それ以上に大きなメリットがあります。
(定期テストのメリット・デメリットについては以下↓の過去記事にまとめてますので、ご興味ありましたら是非ご覧ください)
ていうか、どれだけ
「テスト反対!」
と叫ぼうが、学校がやると言ったら受けないなんて選択肢はありませんので、嫌々ながらもテストを受けているという状態の子が多いでしょう。
でも、テスト勉強は別です。
ぶっちゃけテスト勉強は
やりたくなかったらやらなくてもいい。
だって別に強制ではないのですから。
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宿題としてテスト範囲の
ワークは出されますが、
それだけです。
しかし、自主的に毎日復習しているような優等生でもない限り、テスト勉強せずにテストに臨んだら見るも無残な結果になるのは明白でしょう。
そこで本記事では、現役の学習塾講師である私ゆうき塾長が、実際に自分の塾で指導しているテスト勉強の仕方をご紹介します。
「テスト勉強しないと!」
と焦りつつも、どう勉強したらいいのか分からず途方に暮れている中学生の皆さん、およびその保護者の皆さんは是非とも最後までご覧ください。
※この記事では、教科数が多い高校生のテスト勉強は想定していません。
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僕の塾は小中学生が対象
なので…。申し訳ない!
定期テスト勉強の仕方 ~流れとポイント~
教科毎の細かな話をする前に、まずは定期テスト本番までの大まかなテスト勉強の流れと、テスト勉強をする際のポイントについてお伝えしていきます。
テスト勉強の基礎・前提ともなる部分ですので、ここをしっかり押さえておかないと、どれだけ教科毎の勉強法をマスターしても殆ど意味がありません。
焦って基本を疎かにした大幅ショートカットを狙っても、ただただ時間を無駄にしてしまうのがオチです。
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それはテスト勉強だけで
なく、芸術やスポーツ等
についても言えるんじゃ
ないでしょうか。
テスト勉強をスムーズに進めるためにも、まずはチェックしておくことをお勧めします。
それでは、どうぞ!
あらかじめ勉強時間と場所・環境を決める
テスト期間になったら、先生からテスト勉強の計画を立てるよう指導される学校も多いと思います。
先生によっては、毎日の目標勉強時間や取り組む教科・内容など、事細かに記す計画表が配布されることもあるでしょう。
でも、そこまで詳細に計画を立てたとしても、それを守ってキッチリ進められる子は多くないはずです。
それどころか、一日の終わりになってから計画表にその日勉強した内容を書いていく、といった子もいるのではないでしょうか。
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もはや完全に日記
ですね…。
そりゃあテスト勉強やる気満々の子なら別ですが、はじめからやる気が無い状態の子に対して、そんな事細かに計画を立てろというのが無茶というもの。
テスト勉強をするのに、はじめから一日一日の勉強内容まで詳しく計画を立てる必要はありません。
テスト勉強を始める際、すぐに決めるべきことはたったの2点だけで十分です。
それは
毎日いつ・どこで勉強するのか
ということ。
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えぇ~、そんなの
その日の気分
じゃダメなの?
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それは明らかに
ヤバいやつ。
その日その時の気分に任せていたら、大抵の人はテスト勉強なんて出来ません。
だってテスト勉強とか別にやりたくもないんですから。
好きでもない、むしろ嫌いなテスト勉強を、気分が乗って自発的に取り組み始めることなんて極めて稀です。
やる気は待っていても出てきません。
やる気が出るのを待っていたら、いつの間にかテストが終わっているでしょう。
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そしてテストの結果も
終わってる…と。
やる気を出すには、自分の意志とは関係無く、とにかく手を動かさなければなりません。
そのための時間設定です。
(やる気の出し方について詳しく知りたい方は、ぜひ以下↓の過去記事をご覧ください)
場所については
「気分転換で色々と場所を変えて勉強するのがイイよ☆」
的な紹介をしているサイトが結構ありますが、ちゃんと集中して勉強できる環境でない限りはオススメできません。
なぜなら、勉強するのに適した場所・環境は意外と少ないから。
特に危険なのは
「友達と一緒に図書館でテスト勉強する」
というもの。
これもう何だかヤバいフラグの予感がビンビンしませんか?
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まるで「この戦いが終わ
ったら…」って言われた
ような気分ですよ。
日常使いできて、かつ集中して勉強できる場所の最適解は
「ちゃんとした塾の自習室」
というのが僕の結論です。
もしも塾に通っていない等の理由から自宅で勉強する場合は、部屋の環境が勉強に適しているかどうかよく考えて、必要なら勉強用に模様替えしましょう。
(自宅および自宅外での勉強場所に関する詳細は、以下の記事で紹介しています。よろしければご一読ください)
あらかじめテスト勉強する時間と場所を決めておけば、やる気とは一切関係無く計画通りの勉強時間・量は確保できます。
普段から勉強する習慣が無い子は、まずはテスト期間だけでも勉強を生活の一部にしていきましょう。
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あわよくばテスト後も…
という淡い期待はあまり
抱かない方がいいかも。
最低でも2週間前から始める
これは色んなサイトで言われていることですね。
というのも、多くの学校では定期テスト2週間前あたりでテスト範囲を発表するからです。
(学校によってはテスト1週間前にならないと発表しない所もあるようですが)
まぁでも、大まかなテスト範囲は発表されなくても分かるでしょう。
前のテスト範囲後の単元
から
今、授業で習っている単元
このように想定しておけば、テスト発表を待たずともテスト勉強はできます。
※中間テスト・期末テストといった定期テストの場合です。
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実力テストの場合は
習った範囲全部
ですから、もっと
分かり易いですね。
なので、最低でも2週間前からテスト勉強を始めるべき理由は、テスト範囲発表とはあまり関係がありません。
じゃあ何で2週間前なのかというと
テスト範囲の課題ワークを終わらせて、最低限のテスト勉強ができるギリギリの期間
それがテスト2週間前だからです。
※ただし、これは部停(部活停止)期間がテスト1週間前からであることを想定していますので、テスト3日前から等の場合はもう少し早くからテスト勉強を始めた方が良いでしょう。
(部停期間は学校や部活によって違うのでご注意ください)
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流石に「部停期間無し」
とかいうブラック部活は
存在しないと信じたい
ですが…。
学校の課題ワークは1週間前には終わらせる
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なんで? 前日ギリギリ
でも大丈夫っしょ。
むしろ、その方が記憶に
残ってるから良くない?
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それ、テスト終わったら
すぐ忘れるやつやん…。
先程お話した通り
テスト範囲の課題ワークを終わらせて、最低限のテスト勉強ができるギリギリの期間
それがテスト2週間前です。
つまり
はじめの1週間でワークを終わらせて
残りの1週間で徹底的に解き直しする
ということ。
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これ、後半1週間いる?
ワーク終わったんなら、
もうテスト勉強は終了
じゃないの?
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むしろ後半が大事です。
というか、前半は単なる宿題であってテスト勉強と呼んでいい代物ではありません。
後半になって初めてテスト勉強がスタートします。
「俺たちのテスト勉強はこれからだ!」
って感じですね。
(そこはかとなく打ち切り漫画臭がするのは気のせいでしょう)
というのも、一度ワークの問題を解いただけでは学力は殆ど上がっていません。
せいぜい
何ができて何ができないのか分かった
という程度です。
要は現状の理解度・得点力を「把握」しただけで、一歩たりとも「向上」していないということ。
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確かに自分の現状を把握
することは大事ですが、
それだけじゃ点数UPは
期待できないですよね。
ですので、残りの1週間をかけて
できなかった問題をできるようにする
これが成績を伸ばすためのテスト勉強です。
ワークや問題集を繰り返す
ということで、テスト前の1週間を使って学校のワークや手持ちの問題集を繰り返し解きましょう。
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えぇ…1回でもキツかった
のに、そんな2回も3回も
無理だろ…。
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いえいえ、1回目よりも
負担は大分軽くなります
から大丈夫!
なにも丸々全部の問題を繰り返し解く必要はありません。
2回目は間違えた問題だけ解き直して下さい。
そして、3回目の時は2回とも間違えた問題だけ解き直す。
こうやって間違えた問題だけ解き直すようにしていくと、取り組む問題がドンドン減っていきますから、かかる時間や負担も大幅に少なくなるハズです。
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解き直す前に、間違えた
問題の解説をしっかりと
読んで理解しておく事は
忘れずに!
(そうしないと、何回やっても正解できませんからね)
※これは何も「一度解けた問題は練習する価値が無い」と言っているわけではありません。
たとえ簡単に感じる問題であっても、何度も繰り返し練習して身体に覚え込ませること、定着させることは大切です。
ですが、この時期になって1回で解けた問題を2回も3回も解き直すのは、テストの得点力アップを考えると効率が悪過ぎます。
では、効率良くテストの得点力を上げるためには何をすべきか?
それは、問題毎の理解度を把握した上で、できるだけ多くの問題を「理解する・できる・身につく」のいずれかの状態にすることです。
(理解する・できる・身につく、それぞれの違いについては以下↓の過去記事をご覧ください)
分からない状態から身につく状態までは以下①~③の流れになります。
①分からない→分かる
②分かる→理解する
or分かる→できる
③理解するorできる→身につく
1回取り組んで間違えたということは、十分身についた状態ではなかったということ。
間違えた問題の多くは「分からない」または「分かる」状態で、中には「理解する」「できる」状態で間違えてしまった問題も多少あるでしょう。
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体調が悪くない限り、
「身につく」状態なら
そうそう間違えることは
ないですからね。
理想はテスト当日までにワークや問題集の問題全てを「身につく」状態にすることですが、約1週間という期間を考慮すると、少々現実的ではありません。
確実に正解できるのは「身につく」ことですが、テストで得点するには「理解する」「できる」状態でも可能です。
(「身につく」の得点力と比べたら心許ないですが…)
なので、間違えた問題に絞って繰り返し解くことで、上記の②段階(できれば③段階)をクリアした問題をできる限り増やすのが最も効率的でしょう。
テストが間近に迫ってくると、先生や講師が
「長い時間をかけて、たった一問の鬼ムズ問題に挑戦し続けるのはNG」
とかって言うのを聞いたことがありませんか?
あれは、時間をかけて一つの難問を解けるようにするよりも、他の「分からない」「分かる」問題を二つ三つ解けるようにした方が点数が上がるからです。
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難問は考える力が鍛え
られますから、テスト
が終わった後には是非
挑戦して下さいね。
※もちろん、入試までには全ての問題が「身につく」状態になるのを目指しますよ☆
ここでの話は、あくまで直近の定期テストに向けた勉強ですので、その点は何卒ご了承くださいませ。
【教科別】定期テスト勉強法
さて、続いての話題は教科別の具体的な定期テスト勉強法についてです。
教科毎に学習内容や求められる能力が異なりますので、教科毎に効率の良い勉強法も異なります。
数学の教科書を音読して計算問題を暗記したり、社会の重要語句を何度も書いて練習するのは、無意味とは言いませんが効果的とは言い難いでしょう。
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耐性属性がある敵に
耐性属性の攻撃魔法
をかけるようなもの
ですね(ゲーム脳)。
ここからは、教科別に基本的なテスト勉強の仕方を解説していきます。
「教科別の勉強方法とか考えたことがない」
「教科に関係なく同じような勉強をしている」
そういった人は是非この後の記事を読んだ上で、教科毎にテスト勉強の仕方を変えてみて下さい。
きっと、今までよりも格段に学習内容が身につき易いと感じる教科があるハズですよ。
それでは、どうぞ!
英語
まずはテスト範囲の英単語や連語・熟語を覚えましょう。
この辺りは暗記になりますので、声に出して読みながら書くなど五感を多く使い、できるだけ覚え易くなる工夫をしてみて下さい。
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理科社会の暗記も同様で、
五感を使って覚えるのは
非常に効果的ですよ。
特に英単語は最優先で、英単語すら曖昧な状態のまま、いきなり長文読解に取り組んだりリスニング練習をするのはNGです。
英語において、英単語が分からなければ何も分かりません。
英単語→連語・熟語の順に、ある程度は覚えることがテスト勉強の第一段階となります。
それが終わったら、学校のワークや問題集を解く中でテスト範囲の文法事項を身につけていきましょう。
ワークや問題集は文法を活用する問題が多く、文法を理解し身につけるのに最適です。
もし市販の問題集で勉強する場合は、教科書準拠のものを選ばないとテスト範囲が分かり辛いので、購入する際にはお気をつけ下さい。
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学校配布のワークなら
教科書に準拠してるので
テスト範囲に絞って勉強
し易いから便利ですね。
そこそこ文法が身についてきたら、満を持して長文読解の練習に移ります。
とりあえず
テスト範囲の教科書本文を全訳
教科書本文を繰り返し音読
この2つは必須です。
ただし、テストでは教科書本文が出題されるとは限りません。
なので、教科書本文の読解に自信がついてきたら、ワークや問題集の長文にも挑戦して読解力を鍛えましょう。
時間的に長文読解の練習を行う余裕はあまり無いかもしれませんが、高得点を狙う場合には長文問題の対策は必要不可欠となります。
テスト範囲が広くて勉強時間が足りないようであれば、英単語の暗記を隙間時間に行うなどの工夫が必要です。
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単語も読解も、本来なら
普段からコツコツと勉強
するのが一番ですから。
最後に英作文の対策ですが、こちらは学校の先生が事前にテーマを伝えていることが多いので、予め解答を作って覚えておけば問題ないでしょう。
(正しい英文が作れているか、学校の先生や塾の講師に添削してもらうのを忘れずに)
たとえ事前にテーマが伝えられていなくても、テスト範囲の英単語・文法がしっかり身についていれば、そうそう変な英文にはなりませんから大丈夫です。
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「しっかり身について
いれば」ですけど…。
数学
はじめはテスト範囲に登場する数学用語や公式を覚えることが必須ですが、このような暗記事項は他の教科と比べたら大した量ではないでしょう。
易しめのテストであれば、数学用語や公式を答えさせるような問題が出ることもありますが、それだけで高得点は絶対に狙えません。
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用語や公式だけで高得点
とれる数学のテストって
何だよって感じですね。
平均点以上をとるためには、覚えるだけでなく「計算できること」が不可欠となります。
殆どの学年・時期に実施されるテストで、少ない計算だけで解くことができる単元が範囲に入ってくるハズです。
そこの計算問題を全てミスなく解ければ、平均点くらいは狙えるでしょう。
(まぁ入試だとそんなに甘くないですけど)
基本の計算が正確にできて、ようやく本格的にテスト勉強スタートって感じですね。
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普段からしっかり復習
できていれば、すぐに
スタートできますよ。
ここから先は標準~発展レベルの難易度を中心に、とにかく沢山の問題に取り組みましょう。
数学の問題パターンは決して多くありません。
いっぱい問題を解いていくと、その内
「あっ!この問題、見たことある!」
というものばかりになってくるハズです。
そうなる位まで練習を積んだら、かなり安定して高得点を狙えるでしょう。
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塾の先生としても、
ちょっと安心できる
レベルですね。
ただし、ひたすら問題を解きまくればいいというわけではありません。
沢山の問題に取り組むことを意識するあまり、間違えた問題の解き直しを疎かにしてしまっては、せっかくの問題演習が台無しです。
赤ペンで正しい答えを書き写して終了ではなく、なぜ間違えたのかを分析・理解し、次に同じ問題が出たら正解できるようにしましょう。
(復習の仕方については以下の記事で詳しく解説しています↓)
国語
とりあえず、テスト範囲の漢字は読み書きできるよう毎日コツコツと暗記していきましょう。
同時に、分からない語句があれば辞書で調べて意味を理解しておくと、その後の読解がスムーズにできます。
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調べた後はノートにまとめ
ておくと、復習しやすくて
便利ですよ。
テスト範囲に古文があれば、古語についても分からないものがあれば調べて覚えましょう。
英語と同じで、まずは言葉を知らなければ長文(物語・説明文・古文)を読んでも文章を理解できません。
一つ一つの語句を見て大体の意味が分かるようになったら文法の暗記、そして教科書の音読です。
![](https://courage-education.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
音読とか恥ずかしい…。
黙読でよくない?
そんな変わんないって。
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全然違いますよ。
英語のところでも触れましたが、五感を多く使うほど情報の吸収率が高まります。
視覚だけを使う黙読と、視覚+聴覚を使う音読。
より文章内容が頭に入りやすいのはどちらか、言うまでもありません。
ですが、恥ずかしいと思う気持ちも分かります。
![ゆうき塾長](https://courage-education.com/wp-content/uploads/2021/05/e2dc9c5d0b47e7a584e13fdda9475b8d.jpg)
僕も人前で音読とか
絶・対に嫌!
ですから。
ちゃんと意味が分かって読んでいるのか、曖昧な理解のまま読んでいるのかというのは、無意識ながらも声に表れるものです。
誰か他の人に聞いてもらった方が、そういった自分の認識が及んでいない部分を指摘してもらえます。
自分一人で音読するよりも誰かに聞いてもらった方が良いのは確かでしょう。
しかし、僕のように「恥ずかしい」と思う人が多いのも事実。
なので、そういった人は自分の音読を録音しておいて、少し時間が経ってから聞いてみて下さい。
時間をおくことで多少は客観的に聞くことができるハズです。
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まぁ録音した自分の声
を聞くっていうのも
相当ハズい
ですけどね…。
音読にも自信がついてきたら、後は学校のワークを繰り返し解いていきましょう。
(もし時間があれば、市販の問題集で色々な文章を読んで語彙力を鍛えたり知識を増やすのも良いですね)
理科
中学校の理科は物理学・化学・生物学・地学、これら4つの学問内容が合わさっています。
(詳しく知りたい方はコチラ↓の記事をどうぞ☆)
【関連記事】
「中学理科の学習内容まとめ」
学問によって学習内容に特徴があり、ざっくり表すと
物理→計算が多い
化学→計算と暗記が同じくらい
生物→暗記が多い
地学→やや暗記が多い
こんな感じですかね。
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あくまで僕個人の見解
ですが、そう見当違い
でもないかと。
定期テストでは、4つある学問内容のうち一つか二つが出題範囲に入るでしょう。
つまり、計算中心の単元と暗記中心の単元、両方がテスト範囲内の可能性が高いということです。
その場合、単元によってテスト勉強の仕方を変えた方が、格段に学習効率が良くなります。
計算中心の単元では、数学と同様の勉強法が適しているでしょう。
暗記中心の単元では、何より用語とその意味を覚えることが第一です。
一問一答の問題で「問→答」だけでなく「答→問」まで言えるようになるのが理想ですね。
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一問一答に特化している
問題集があると結構便利
ですよ。
難易度・配点ともに高い記述問題については、実験・観察・観測の手順や結果、注意点などを正確に理解している必要があります。
教科書に載っている重要な実験などは、ノートにまとめて整理しておくと良いでしょう。
社会
中学校の社会は大きく地理・歴史・公民に分けられます。
中学1・2年生では地理と歴史を交互に学習し、中学3年生の1学期には歴史と公民を少々、2学期以降は公民のみ学習するのが一般的な流れです。
ただ、どの学年・時期のテストであったとしても、計算が必要なことは殆どありません。
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計算があるのは地理の
「時差」か「縮尺」
くらいですかねぇ。
よって、基本的な勉強方法は理科の暗記中心単元と同じになります。
一問一答による用語の暗記と意味の理解、それが何より最優先です。
地理は場所や気候、歴史は年代や時代背景を考えるなど、単元毎の繋がりを意識すると理解し易いでしょう。
記述問題に関して言うと、ワークや問題集の解答を丸暗記するのはオススメしません。
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記述の暗記とか、用語
とは比べ物にならない
程の労力ですよ。
それだけの労力を費やしても、テストが終わったら綺麗サッパリ忘れてしまうのがオチです。
解けなかった記述問題は解説をしっかりと読み、関連する用語で分からないものがあれば教科書や資料集で調べるなど、暗記に頼らず理解することを大切にしましょう。
最後に
![スケジュール](https://courage-education.com/wp-content/uploads/2021/12/test-schedule-1024x538.jpg)
というわけで、いかがでしたか?
子供にとっての定期テストは、大人にとっての定期健診と似たようなもの。
直前の付け焼刃だけでは、その場限りの数値は何とかなるかもしれませんが、長い目で見ると悪化の一途を辿ることになるでしょう。
![ゆうき塾長](https://courage-education.com/wp-content/uploads/2021/05/e2dc9c5d0b47e7a584e13fdda9475b8d.jpg)
お、恐ろしい…。
←要経過観察
学校の成績が良い子は、必ずテスト勉強をしています。
成績が良いのに
「ヤベー、全然テスト勉強してないわ☆」
とか言う目立ちたがり屋謙虚な子は、見えない所で必死に努力しているか、普段からコツコツと学校のワークに取り組んだり授業の復習をしているハズです。
![ゆうき塾長](https://courage-education.com/wp-content/uploads/2021/05/e2dc9c5d0b47e7a584e13fdda9475b8d.jpg)
発言だけ聞くと
大分ウザい
ですけど…。
中高生の読者の皆さんが、この記事を参考にして十分な量・質のテスト勉強に励み、自信を持ってテスト本番を迎えられることを願っています。
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