「人間なんてのは結局、物の考え方次第で どうとでも変わる。いいか?今後は こう考えろ。『苦手はあっても不可能は無い』」
by 日下部麻子
(「グリザイアの果実」より)
今回ご紹介するのは「グリザイアの果実」の登場人物の一人である日下部麻子の台詞です。
皆さんは苦手な事や苦手な物ってありますか?
勉強・スポーツ・食べ物などなど、答えは人によって様々でしょう。
たとえどれだけ好き嫌いの無い人間であっても、苦手の1つや2つくらいは余裕でありますよね。
僕にもあります☆
自分の苦手な物・事からは、なるべくなら避けたいところです。
実際、苦手から逃げたとしても、誰からも責められない場合もあります。
でも、人生には
「どうしても苦手に立ち向かわなければならない」
という時もあるでしょう。
(受験とか就職活動とか体育のペア準備体操とかですね)
じゃあ、そういった苦手を前にした時、人は一体どんなことを考えると思いますか?
きっと、ゴチャゴチャ考えるよりも先に
「嫌だなぁ…」
とか
「逃げたい…」
「きっと出来ないだろうな…」
「自分には無理だ…」
といった風に、単純にネガティブなことを真っ先に考えてしまいませんか?
苦手意識があるということは、過去に失敗した・苦しかった経験があるからであって、だから今回も同じ思いをしてしまうんじゃないかと不安になるのは無理もありません。
それは過去の経験から学習したということなので、むしろ結構なことです。
懲りずに同じ失敗を繰り返す人もいますからね。
しかし、だからといってそのような後ろ向きな姿勢のままで「苦手」を相手にするのは圧倒的に不利!
ただでさえ相性が悪いのに、行動する前から気持ちで負けてしまっていては勝機など皆無でしょう。
何だか、僕が嫌いな精神論とか根性論のように聞こえるかもしれませんが、そのような
「思考停止してとにかく気合で頑張れ論」
とは意味が全く違います。
自身の精神状態は、自身の能力や行動の質に大きく影響するのです。
ネガティブ思考という
「攻撃力ダウンのバッドステータス状態」
で戦うのは何としても避けたいところ。
自分で自分にデバフスキルを発動する感じですね。
※「デバフ」とはゲーム用語で能力値を下げる効果のことです。
じゃあどうするか?
問題なのは
「無理かもしれない」
「出来ないだろう」
といったネガティブ思考なのだから、やるべきことは唯一つ。
考え方を変えること。
それは
「苦手」という相性最悪の対戦相手に勝つ為の立派な戦術です。
何だか難しそうだな…。
確かに、そう感じてしまうのも分かります。
この戦術を普段から意識して行っている人は少ないでしょう。
でも、何も自分自身を偽って
「苦手じゃない!」
とか
「絶対に出来る!」
というようにムリヤリ思い込む必要はありません。
ましてや暗示とか催眠といった犯罪まがいの怪しい類でもないです。
要はネガティブ状態のステータス異常を消したいだけ。
なので、苦手であることは認めた上で、かつネガティブにはならない言葉を自分自身にかけます。
それが
「苦手はあっても不可能はない」
これは、むしろ
「どんな苦手なことでも必ず可能」
とも取れる、とてもポジティブな言葉といえるでしょう。
考え方を変える、たったそれだけのことで苦手を克服することだって、さらには得意にすることだって可能かもしれません。
時には思い込みも大事ですね。
それだけ人間は単純で、繊細で、可能性に満ちた存在だということです。
苦手を避けることは何も卑怯なことでも悪いことでもありませんが、たまには勇気を出して苦手に正面から立ち向かってみてはいかがですか?
そうして苦手を前にしたら、自分自身を鼓舞するポジティブな言葉をかけて、戦略的に苦手を乗り越えていきましょう!
本記事の名言が、苦手を克服してより良い人生を手にするキッカケとなれば幸いです。
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